毎日のちょこっと工夫で方向音痴にサヨナラ

「Yahoo!地図」アプリなどの登場で「アプリさえあれば、どこへでも行ける気がする!」と、喜んでいる方向音痴さんも多いはず。でも正直なところ、やっぱり新しい場所に行くのは、不安がつきもの。そもそも方向音痴は男性よりも女性に多く、約8割の女性が自覚していると言われています。一体なぜ方向音痴になってしまうのでしょうか?今回は方向音痴の原因やちょっと改善できる方法、道を知ることが楽しくなる豆知識をご紹介します。

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脳の働き方も方向音痴の原因のひとつ!

方向音痴の原因は物体の位置や方向、形状などを認識する「空間認識能力」が低いからと言われています。女性に多いのは男性と脳の構造が違うことが理由だそう。脳には大きくわけて右脳と左脳があり、その2つを繋ぐのが「脳梁(のうりょう)」です。人は道や空間を認識する時に右脳を使いますが、女性は男性に比べて脳梁が太いので、右脳と左脳で情報が行ったり来たりしやすく、混乱してしまうと言われています。もちろん、男性女性問わず個人差があるのも忘れないでくださいね。このほかにも、歩く時に周りをあまり見ていなかったり、見ていたとしても“動くもの”を目印にしてしまっているなど原因はさまざまです。

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今すぐポイントを押さえて方向音痴を改善

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    道を覚える上で大切なポイントがいくつかあります。まずは、動かないものを目印にすること。例えば「目の前に大きな看板」「隣は1階にコンビニエンスストアが入ったガラス張りのビル」など、日常的にあまり変わらないものを目印にしておきましょう。次に道でも建物内でも来た道を戻ることを心がけるのも大切です。最後に行き慣れた道で地図アプリを起動させて地図を把握する練習をしたり、信号や道路案内がある大通りを歩いて方向感覚を養うものおすすめ。日常のちょっとした工夫で、どんどん改善されていくのでぜひ試してみてください。

“道の豆知識”を身につけて歴史も魅力も再発見!

道に興味を持つことも、方向音痴克服への近道です。例えば、日本が左側通行の理由には、昔、お侍さん同士がすれ違う時に、左腰にさげている刀と刀がぶつからないようにする為だったという一説があります。ほかにも日本の代表的な観光地の京都は、東西に真っ直ぐ進む道・南北に真っ直ぐ進む道が交差した「碁盤の目」のように作られているので、迷いにくいとも言われています。

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そして私たちが住む仙台は、伊達政宗公ゆかりの仙台城から東へ伸びる大手通りと江戸から伸びる奥州街道が交わる「芭蕉の辻」を起点にして東に一番丁、北に一番丁など通りの名前が付けられたとされています。道を知ることでその街の魅力を再発見することもたくさんあるんですね!いつも通っている道について調べたら、意外な発見があるかもしれませんよ。

【ライター 蘭】

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