Vol.0235
2016.09.15

仙台アート散歩vol.1 怪しくて、不思議で、ユニーク。 “プッキワールド”にようこそ!

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街の小さなギャラリー「gallery swallow」が、仙台で活躍する作家さんの作品をご紹介していきます。gallery swallowの紹介記事はコチラ
Vol.1の今回は、キャンドル+ドール=キャンドール作家ヨウル☆プッキさんの作品をピックアップ。正体不明で怪しい、でも気になって仕方ない!ユニークな仲間たちが登場します。

pukki-01

ロウを溶かし、温かいうちに一気につくる“キャンドール”

きのこをはじめとする食べ物や植物、森の妖精などをモチーフとしたヨウル☆プッキさんの作品たち。そのリアルな造形やおどけた表情が、正体不明で怪しくて、でもうっかり引き込まれてしまう、そんな“プッキワールド”をつくりあげています。

pukki-02 『曲がりネギ』『ずんあなご』『笹かま部屋の力士』

pukki-03 『たんぽぽのマドンナ』


プッキさんがつくるのは、その肩書き“キャンドール作家”の通り、“キャンドル”で作った人形たち。ただしちょっと想像がつかないのが、その制作工程。実はロウを湯せんで溶かし、クレヨンなどを一緒に溶かして色付けし、まだやわらかい状態の時に手で形を作っていくんだとか。もちろん熱い時に触れば大やけどをするし、冷めすぎてもよくない。ちょうどおにぎりを握るくらいの熱さのタイミングで、一気に形を作っていくんだそうです。このほのぼのとした作品の雰囲気からは想像がつかないほど、俊敏な動きで作られているんですね…。ロウによって融点が微妙に違うので、作品に合うものをセレクト。作り方もロウの選び方も、すべてが独学というから驚きです。


pukki-04 『~うばう者・うばわれる者~』

pukki-05 『はりねずみたち』


しかし、3年ほど前に事件は起こります。なんとプッキさん愛用のロウが、市場から突然消えてしまったのです…。仕方なく別なものを使ってみたところ、やわらかくなりすぎて扱いづらい…。できた作品も時間がたつと、クターッとおじぎをしてしまう状態に…。これではダメだ!ということで、いろいろなロウを取り寄せて、今ではしっくりくるものを見つけたそうなのでご安心を。


いろいろな加工が生み出す、独特の“プッキワールド”

“キャンドール”と言っても、ロウだけでできているわけではありません。プッキさんは森のモチーフが好きなので、松ぼっくりなどの自然素材と融合させた作品がたくさんあります。しかしこれ、完成した“キャンドール”に松ぼっくりをくっつけただけと思ったら大間違い!ロウは接着が一切きかないので、例え瞬間接着剤を使ってもくっつけることは不可能なのです。ただしロウ同士はある程度仲良し。そこでまずはキャンドールを制作。松ぼっくりは溶かしたロウにくぐらせてコーティング。この2つをどちらも熱いうちにドッキングさせて形を作るのだとか。いつも試行錯誤しているそうです。

pukki-06 『きのこの世界』


ほかにも、ロウをホイップしてから固めて質感を変えたり、まだ作品が熱いうちに水につけて表面をツルツルに加工したり、手びねりで形を作ってから彫刻をしたり、いろいろな加工を施すことで、独特の“プッキワールド”をつくりだしています。

pukki-07 『アミガサタケの精霊と粘菌』

pukki-08 『きのこたち』

前世はきのこの精霊とお友達!?不思議な世界観の原点はここに…?

このようにして作られるプッキ作品の中でも、一番人気はきのこをモチーフにした作品。空想上のきのこから、実在するユニークなきのこまで、プッキさんの代名詞とも呼べる、たくさんのきのこ作品。しかしなぜ、きのこなのか…?実はこれにはちょっとしたエピソードがあります。

pukki-09 『nonukes ~きのこたちのメッセージ~』


ある占い師に前世を占ってもらったプッキさん。顔を見るなり「頭からきのこが生えている」という衝撃的なお言葉をいただいたそうです。ヨウル☆プッキというアーティスト名は、フィンランド語のサンタクロースからきているのですが、その占い師によれば重要なのは、そのプッキの方だと…。なんでもプッキさん、前世は人間から隠れて洞窟で暮らし、唯一の楽しみが夜に切り株に座り、きのこの精霊と星空を見上げることだったというのです。そのきのこの精霊の名前が、まさかのプッキちゃん!実はプッキさん、このアーティスト名で作品展を開くにあたり、目玉の作品としてきのこをモチーフにした作品を急激に作り始めたのだとか!なんとも不思議な縁を感じるお話し。プッキさんご本人も「もう、信じる信じないとかじゃなくて、ただ、そうであったらステキだな、と思っています(笑)」とのこと。

こんなエピソードを聞くと、ますます気になるプッキさんの作品。仙台では「gallery swallow」のほか、「せんだいメディアテーク」1Fの「カネイリミュージアムショップ6」でも取り扱っています。ブログやインスタグラムも要チェック!

ヨウル☆プッキ(キャンドル+ドール=キャンドール作家)
http://pukki.exblog.jp/
インスタグラム pukkisan


他、作品紹介

新作はコレ!

pukki-10
pukki-11 『かぼちゃ軍団』

pukki-12
2013New Year Alice展 大賞受賞作品
『ニョキッ。~Alice~』

pukki-13
ロウ以外の素材を使ったものづくりも!
『枝豆の精霊たち』

イベント告知

「仙台・杜の都のクラフトフェア」に出展!
日時/9月30日(金)11:00~19:00、10月1日(土)10:00~18:00
会場/サンモール一番町アーケード街

gallery swallow

swallow_05
住 仙台市青葉区花京院2-2-59 ふじみ荘202
問 nasukawa@uracata.com
F https://www.facebook.com/galleryswallow/
I https://www.instagram.com/gallery_swallow/

※オープン情報、イベント情報、作家プロフィール等はこちらからご確認ください。
 https://goo.gl/maps/c2bApemjMxA2 
※駐車場はありません。近隣のコインパーキングをご利用ください。


To be continued!
仙台アート散歩では、毎回1人の作家さんの作品を詳しくご紹介していきます。
次号はなんとも愛着がわいてくるアクセサリーをつくりだしている、アクセサリーデザイナー・渡邊亮さんの作品を公開予定です。

※このページの情報は2016年9月15日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】

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