ニューオープン☆隠れ家カフェバーでしっとり大人時間 ≪今週のカフェ&スイーツ*29話『élu』≫

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ちょっと小腹がすいた時に、軽い待ち合わせに、街なかでゆるっと暇をつぶしたい時に。お昼からお酒もコーヒーも嗜めて、カフェとしてもバーとしても使えるおしゃれな1軒がこの10月、勾当台公園のほど近くにオープンしました。
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お伺いしたのが夕暮れ時だったせいか、スペインの古城にでも迷い込んだような陰影に富んだアンティーク空間。リノベーション前は駐輪場だったとは…とても思えません!
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外壁や店内の壁に使われているのは、栃木の高級天然石・大谷石。木に比べて固い印象に感じることもある石材ですが、大谷石独特のやわらかな白色の風合いがあたたかみのある雰囲気を醸し出しています。食器やランプシェードに益子焼の作品が使われていたりと、随所に栃木のモダンな和の味が顔を出していて、そんなところも何となく落ち着く理由かも。
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コーヒーやホットレモネードもおすすめですが、姉妹店にバル『ELMARU』、『ELSECO』、『ELCIRO』を展開する『élu』(イル)に来たら、まず1杯といきたいところ。
ハイネケンビール、赤と白のグラスワイン…今日は『élu』のロゴが貼られたオリジナルのスパークリングワイン(¥700)をオーダーしました。スパークリングにしては珍しいこちらの赤は、果実味があって甘ったるくなくしっかりとした大人の味。まだ日が暮れないうちから贅沢な気分になります。

おつまみには、野菜や魚介を使った甘くない惣菜タルトとして最近話題の“セイボリータルト”を…と思ったところ、残念ながら売りきれ! そうこうしているうちに何だかおなかもすいてきたので、看板メニューのサンドウィッチを。
スモークサーモンとアボカドとオレンジ風味のラぺをたっぷり挟んだボリューミーなサンドウィッチは、カシスマスタードの風味が効いていて食感までおしゃれ。もちろん美味しいのは言うまでもなし! スープ(今日はバターナッツでした)と色とりどりのピクルスがついて、お値段¥650はリーズナブルですね。14:00までのランチタイムのみ+¥100でコーヒーか紅茶がサーブされます。
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店内でのイートインとテイクアウトのほか、ケータリングも展開している『élu』。ウエディングといった大掛かりな集まりからホームパーティーまで、希望に合わせてスタッフさんが相談に乗ってくれるそう。お料理は噂のセイボリータルトやサンドウィッチ、ローストビーフの手まり寿司など、手でつまんで気軽に食べられる手づくりのフィンガーフードがメイン。これから迎える年末年始のパーティーシーズンに頭に入れておくとよいかもしれませんね。
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店名の『élu』(イル)には、「ずっとこの場所に“居る”よ」という意味が込められています。8人掛けの大きなダイニングテーブルは、相席になっても自然な距離感。もちろんカウンターでスタッフとおしゃべりしながら、軽く一息つくのもOKです。
カフェ使いはもちろん、人によって様々な使い方ができる場所。たとえば、仕事の都合や用事で人を待ったり待たせたりしてしまいがちな平日の夜、ごはんを食べに行く前の軽い待ち合わせに…なーんていうのも素敵ですね。
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イル
仙台市青葉区本町2-16-15
070-2018-1705
11:30~21:00
日曜・祝日定休
※価格はすべて税込です

※このページの情報は2016年11月30日現在のものです。
【ライター 鈴木紘子】【撮影 門山夏子】

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