2017.12.06

仙台アート散歩 vol.16 素材同士の出合いを楽しむ小物&アクセサリー

仙台で活躍する作家さんの作品を展示・販売している「gallery swallow」と「ヒミツ埜」。
今回は、羊毛フェルトやアクセサリー、和小物など、なんでも作ってしまう“よくばり作家”mon*sun(モンサン)を紹介してもらいました。布・レザー・レース・ファー・羊毛など、素材の組み合わせが楽しい作品に注目です!

思い描く世界観をギュッと小物に詰め込んで…

何を作る作家さんなのか、紹介に迷ってしまうほど、mon*sunの作品のジャンルはいろいろ。その理由は、mon*sunが長年続けてきた“デコレーター”というお仕事にあるようです。
デコレーターとは、売り場やショーウィンドウなどの装飾を担当する人のこと。季節のイメージや、大人っぽい雰囲気、和風など、いろいろな世界観を限られたスペースの中で作りあげていきます。それを手のひらサイズで表現したのが、mon*sunの作品。
はじめは、着物のお仕立てをしていたおばあさんから譲り受けた、古い着物で和小物を作ったところからスタート。その後いろいろなイベントに参加して、テーマに沿った作品を作ることで、羊毛フェルトやアクセサリーなど、どんどんジャンルが広がっていったそうです。しかも制作方法はすべて独学!デコレーターの仕事で小物を作る機会があったとは言え、驚きです。


材料との出合いが作品作りのスタート

いろいろな表情を見せてくれるmon*sunの作品ですが、インスピレーションはいつも材料からもらっているそうです。蚤の市などで集めた材料をずらりと並べて「これとこれを組み合わせたら可愛いな~」とあれこれ考えながら作品を作っていくそうで、「材料に囲まれているのが至福の時(笑)」とのこと。
確かに作品をよく見てみると、ジャンルは違っても、いろいろな材料を組み合わせているところは共通項。和柄の布とビーズだったり、羊毛フェルトとチャームだったり、レザーとレースだったり…。“ただ可愛い”だけではなく、素材の組み合わせの妙が散りばめられています。つけまつげや洋服についているファーも、立派な作品の材料。ぜひどんな素材が使われているのか、じっくり見てみてください。
さらに、動物モチーフが多いこともmon*sunの作品に共通していること。「小学生の頃は獣医さんになりたくて、ムツゴロウさんにも憧れていた」というmon*sun。ただならぬ動物愛が、作品作りにも少なからず影響しているようです。

本人が、「お気に入りの作品が売れていくときは、つい“最後にもう一回見せてください…”とお客様にお願いしたくなるんです…」と言うほど、愛情いっぱいに作られたmon*sunの作品。「ヒミツ埜」では常時展示・販売していますが、12月はクリスマス関連のイベントにも参加しているので、ぜひ足を運んでみてください!


<プロフィール>
mon*sun(羊毛フェルト・アクセサリー・和小物)
https://blogs.yahoo.co.jp/rpcgb238
Twitter @nishinomon

イベント告知

ヒミツ埜は8日、9日に参加!
フィンランド独立100周年のメモリアルイヤーに、仙台駅前ではじめてのクリスマスマーケットを開催。ヒミツ埜は[ヨウル☆プッキ+ヒミツ埜]として、8日(金)・9日(土)の2日間、「S-PAL仙台」東館3Fのクリエイターエリアに出店します。mon*sunの作品も並びますよ!
「フィンランド+SENDAI クリスマスマーケット」
日時/12月8日(金)~12日(火)
   10:00~21:00
会場/S-PAL仙台+仙台PARCO

mon*sunのクリスマスの新作も!
毎年冬に開催しているイベント。アクセサリーや羊毛小物などの“可愛いもの”から、焼き菓子やパンなどの“美味しいもの”まで、いろいろ並びます!
「白いトムテのおくりもの vol.4」
日時/12月7日(木)~10日(日)
   11:00~19:00(初日14:30~、最終日17:00まで)
会場/MerryMerryChristmasland*Lab メリラボB・C(仙台市青葉区春日町6-15 GIPビル1F)

キャンドルナイトを開催!
12月中旬に、「ヒミツ埜」と「gallery swallow」で、キャンドルナイトを計画中。詳しくは「ヒミツ埜」のTwitterでお知らせしていきます。
ヒミツ埜Twitter @himitsu_no_

ヒミツ埜 gallery swallow

住 仙台市青葉区大町2-7-26 渡辺ビル≪交差点角≫
ヒミツ埜 問い合わせ pukkisan@softbank.ne.jp
gallery swallow 問い合わせ nasukawa@uracata.com

※このページの情報は2017年12月6日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】

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