Vol.0633
2018.11.29

仙台アート散歩vol.23 精巧で緻密。魅惑のドール服の世界へようこそ。

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仙台で活躍する作家さんの作品を展示・販売している「gallery swallow」と「ヒミツ埜」。今回は、ドール服作家「ちいさなお針子」さんを紹介してもらいました。ブライス(人形)をはじめとするドールたちが纏う洋服は、仕立ての良さが際立つ上質なものばかり。「ちいさなお針子」さんが作る洋服は、ドールの可愛らしさをグッと引き立ててくれます。


ブライスも知らないところからドール服作家へ。

大きな頭と華奢なボディ、パッチリとした瞳が愛らしいブライスや、憂いを帯びた表情を浮かべるiMda(通称イムダ)など、大人の心をトリコにしているフォトジェニックなドールたち。そのドール用の服や小物を手掛けるのが「ちいさなお針子」さんです。もともとmolte volte.(モルテヴォルテ)という屋号で、バッグや布小物、アクセサリーを制作販売していましたが、お客さまの勧めでドール服作りも並行してはじめることに…。
「裁縫、編み物、レザークラフト…とにかく手を広げ過ぎていて、いろいろな方に“ジャンルを絞った方がいい”と言われていたんです。でもドール服は、服もバッグもアクセサリーもシューズもワンセットで作ることができる。一つのジャンルで作りたいものが全部作れるんです!」と嬉しそうに話す「ちいさなお針子」さん。お客さまに勧められるまで、未知の領域だったというドール世界。まずはブライスを一つ手に入れるところからスタートして、あっという間にハマってしまったそうです。

イメージはヨーロッパの少女が着ている洋服。

「ちいさなお針子」さんが作るドール服は、量販されている幼児の人形遊び用のそれとはまったく違う印象です。プリーツやピンタック、上品なレースがあしらわれたリアルクローズ。「ヨーロッパの百貨店に並んでいる子供服がイメージ」という言葉通り、海外のおしゃれな少女が着ている服が、そのままミニチュアサイズになったような雰囲気です。制作のインスピレーションも、海外の小さい子のInstagramの写真や、ファッション誌から得ることが多いとか。

小さくても、心掛けるのは丁寧な仕事

ドール用と言えども、制作工程は私たちが着る洋服とほぼ同じ。採寸して製図して、仮縫いを経てミシンで縫い始めます。「デザイン画は特に描きません。だいたい頭の中で制作工程をシミュレーションしています。洋服のパーツを一つひとつイメージしながら組み立てていって“よし!これなら作れる!となったら一気に作り始める感じですね」。
もちろん小さくても手は抜きません。ポケットの角を丸くする時は、ぐし縫いでギャザーを寄せてカーブの形を整え、柄物の生地を使うときにはその柄合わせにもこだわります。じっくり眺めれば眺めるほど、それは私たちが着る洋服のミニチュアバーションと言える精巧さ。
ただ、当然私たちの洋服とは違う点も。それは生地の柄の見え方です。当たり前ですが、大きめの柄はドールサイズにしてしまうと生きてきません。ドール服サイズでも柄が生きる生地を見付けるのも、楽しみの一つだとか。

裁縫や編み物が好きだった子供時代。

「ちいさなお針子」さんの制作のルーツは幼少時代。幼稚園入園前から針と糸を持ち、人形の洋服作りの真似事をしていたと言います。「母親がいろいろ作る人で、自然と裁縫や編み物をはじめました。でもけっこうスパルタで(笑)。編み物は特に基本をみっちり叩き込まれましたね」。中学の家庭科の授業でスカートを作った時には、型紙をアレンジしてタイトスカートにしたことで、先生に怒られたこともあったとか。それでもずっと裁縫や編み物が好きなことは変わらず、服飾の専門学校、アパレル勤務を経て今の道にたどり着いた「ちいさなお針子」さん。今ではドール服の世界にどっぷりつかり、ついにはドールまで自分で作ってしまったんだとか!


今後は冬に向けてアウター類を作っていく予定。ネットショップやドールイベントで購入できるのでお楽しみに!来年6月には、ポルトガルで開催されるブライスのドールイベントにも出展するそうですよ。
デザインはもちろん、“縫製のきれいさ”を大切にしている「ちいさなお針子」さん。ぜひ作品を手にとって、その丁寧な仕事ぶりを感じてみてください。


<プロフィール>
ちいさなお針子(ドール服・小物)
WEB  https://ameblo.jp/chiisanaohariko/
WEB SHOP  https://www.etsy.com/shop/Chiisanaohariko
Instagram @moltensachi

ちいさなお針子 イベント告知

ドール好きのためのイベント
いろいろな作家さんが手掛けるブライスのドール服や、カスタムドールを展示販売!「ちいさなお針子」さんの作品やサンプルも並びます。
『Folklore Christmas展』
日時/~12月25日(火)
会場/Junie Moon代官山店
『Lovely Pink Sweets展』
日時/1月19日(土)~2月10日(日)
会場/Junie Moon新宿店

ヒミツ埜参加イベント告知

ヒミツ埜が蚤の市企画に参加!
「乙女なマルシェ」をテーマにヒミツ埜が蚤の市企画に出店。乙女な作品、ガーリーなビンテージ、プチプライスのかわいい手芸資材などを並べます!
『イチと二市』
日時/12月15日(土)
会場/1TO2 BLDG

ヒミツ埜 gallery swallow

住 仙台市青葉区大町2-7-26 渡辺ビル≪交差点角≫
ヒミツ埜 問い合わせ pukkisan@softbank.ne.jp
gallery swallow 問い合わせ nasukawa@uracata.com

※このページの情報は2018年11月29日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】

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