災害対策の拠点に…倉庫や更衣室を一新「INNOVATION SPACE」に


仙台市内の損保会社が、これまで倉庫や更衣室に使用していたスペースを、最大164人が収容できる「仙台INNOVATION SPACE」にリニューアルしました。
コンセプトは、「フレキシブルな職場環境」と「自然災害発生時の対応体制強化」です。

5月8日、あいおいニッセイ同和損害保険・仙台支社で運用が開始された「仙台INNOVATION SPACE」。平常時は円卓型やボックスシート、リモートでの会話がしやすいカウンター型の座席など、様々な人数・場面でのミーティングに応じた作りで、従業員の働き方の変化などに対応したデザインになっています。

また災害時には座席配置をスクール形式に変え、最大164人が収容できる部屋に。
これまで災害が発生した場合、全国から集まった社員は外部の会議室で保険金支払い等の対応にあたっていましたが、このリニューアルにより自前の部屋で迅速に災害時の体制がとれるようになりました。

またこのほか、自然資本、生物多様性の保全・回復に取り組むあいおいニッセイ同和損保では、海洋プラスチックごみをリサイクルしたオフィスチェア「アイリスチトセCRYST-OBP」も146脚導入しました。

あいおいニッセイ同和損害保険 仙台支店 地域戦略室 佐々木みさきさん

「リニューアルされたスペースは、オシャレで明るい雰囲気。コミュニケーションが短期間で取りやすいスペースになったので、新しいアイデアなどもすぐに話せると思う。また、災害時に集まってくれた社員さんは心身ともに疲れているのでそんな時にこの仙台INNOVATION SPACEの明るい椅子の色やゆったりした座席で気持ちが少しでも安らぐことにつながれば」と話していました。

 あいおいニッセイ同和損保では、今後も新たな働き方に合わせオフィス改革を進めるとともに、環境問題の解決に寄与したオフィス環境の構築にも尽力していくということです。

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