「頭から涼しく！ 小顔じゃなくてもできるショートヘア」ビューティ相談室#9

急に暑くなってきました!! 夏が近づき、「あ〜髪切りたい」って衝動に駆られる今日この頃。思い切って髪をバッサリ切って、ショートヘアにしてみたい！ でも、小顔じゃないから自信がない（泣）。
「髪が短くなればなるほど、肌の出る面積が多くなるので、顔型が気になってしまいますよね。髪がペタンとなると余計にそう感じてしまうので、ショートの場合はボリューム感と動きがマストです」
そう教えてくれたのは、ヘアサロン「Garden hair」の美容師、渡邊顕子さん。

「ポイントは、①トップをふんわり、②毛先を外ハネにすること。この2つのポイントだけで、短くても顔型をカバーしながら、今っぽくおしゃれなショートに仕上がるんです！」

最近のショートは“襟足スッキリ”がトレンド。全体は短く切り込みつつ、トップや顔周りにボリュームを出して、そのコントラストを楽しむのがおしゃれ！

顔周りは長めに残しておくことで、フェイスラインをさりげなくカバー。コロンと丸みのあるシルエットが、横顔も愛らしく見せてくれる。

スッキリさせたいときは、顔周りを耳にかけて。ショートは、顔周り次第で雰囲気が一変！ あえて左右どちらかを耳かけしたり、耳にかける毛量を変えるだけで、簡単なアレンジが楽しめます。

隠せないおしゃれ感…。後ろ姿からもムードたっぷりなのがショートの魅力。

とはいえ、ショートってスタイリングが難しいイメージ。ショートビギナーやぶきっちょ女子でも簡単にできるスタイリングのHOW TOを教えていただきましたよ！

ショートで小顔に見せる！①ふんわりトップの作り方

「ショートはトップが命！ トップにボリュームがないと、髪全体がペタンとして寂しい印象に。根元からふんわりさせて、ボリュームをキープしましょう。そのためには、ドライヤーでの乾かし方が重要！」

【HOW TO】

濡れた状態でヘアミルクをなじませた後、指で地肌をこすりながら、根元からドライヤーを当てて乾かす。根元がペタンとしないように、ドライヤーは角度を変えながら、いろんな方向から当てるのがコツ。

ショートで小顔に見せる！②外ハネの作り方

「顔周りの毛をぴょんぴょんっと外にハネさせるだけ♪ 毛先の方に目がいくので、フェイスラインから視線をはずすことができます。ヘアのシルエットを顔より大きく作ることで、顔が小さく見える効果も。レザーカットで毛先を先細にしておくと、毛先が自然にハネやすくなります。とにかく最近は外ハネスタイリングが流行っていることもあり、トレンド感だってバッチリ！」

【HOW TO】

1. 左右の耳まわり（耳の前と後ろ）から毛束をとり、ストレートアイロンをすべらせて毛先を外にハネさせる。

2. ワックスを指にのばし、毛先をつまみながらワックスをつける。1で外ハネに巻いた部分はハネ感を強調するように。

ショートヘアにおすすめのアイテム

●ストレートアイロン
…コテだとカールが強くなりすぎてしまいがち。ストレートアイロンなら、ほどよい巻き加減で◎

●ジョンマスターオーガニック R&Aヘアミルク（左）
…ミルクタイプの洗い流さないトリートメント。ドライヤー前のケアにも、乾いた髪のスタイリングにも重宝。髪に潤いを与え、紫外線による乾燥ダメージも防いでくれる。ローズの香りが女性らしくて人気。

●ジョンマスターオーガニック ヘアワックス（右）
…オーガニックミツロウやマンゴー果実エキス、希少なオーガニックエッセンシャルオイルをブレンドした人気のワックス。自然なツヤを与えながら、今っぽい束感が作りやすい。ショートのスタイリングなら、アーモンド1粒分くらい。手やリップの保湿にも使える。

サロンでのオーダー方法はこちら

CUT　
マッシュウルフベースで軽めにカットしたショートスタイル。
顔周りは耳にかけられるくらい少し長めに残す。
前髪は斜めに毛流れをつけたシースルーバング。
COLOR　
8トーンのグレーベージュ（イルミナカラー使用）。

「ショートはハードルが高いと思われる方が多いですが、似合うシルエットやカットラインは誰にでもあります！ 私には似合わないかも…と諦めずに、“やってみたい”“気になるなぁ”と思ったら、ぜひ相談してみてくださいね。とっておきのショートを見つけましょう♡」

トップがふわっとしていて毛先が動いているだけで、可愛さ急浮上〜。コンパクトな頭、短い襟足からのびるスラッと長い首、スッキリとしたデコルテラインなど、全身でもスタイルよく見える効果あり。そして何より、真夏でも涼しく快適に過ごせるのが最高！ さぁ、今年の夏はショートにしよう！

※このページの情報は2017年5月25日現在のものです。
【ライター　池田直美】【撮影　門山夏子】

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