
夏本番に向け、熱中症に警戒する季節がやってきます!
記録的な猛暑が続く近年、熱中症リスクから身を守るためには…
熱中症に関する対策などをシリーズでお伝えします。
増加する救急搬送者
猛暑に見舞われた2023年、熱中症で搬送された人は91457人。
搬送された人を年齢別でみると65歳以上の高齢者が半数以上。
高齢者は加齢に伴う身体機能の変化等により熱中症に陥りやすいことが特徴で特に注意が必要です。

一方、職場での熱中症も軽視できません。
2023年に職場での熱中症による死傷者数は1000人超。
これらの状況を踏まえ、6月1日から企業に対して職場での適切な熱中症対策をとることが義務づけられます。

求められる熱中症対策
■義務化で求められる内容
・体制整備
熱中症のリスクがある人を早期に見つけるためのシステムを構築
・手順作成
熱中症が発生した場合の応急措置や医療機関への搬送手順を事前に作成し周知
・関係者への周知
これらの手順を関係者に周知し、適切に対処できる体制を整える
■対象
「暑さ指数28度以上または気温が31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業
■罰則(対策を怠った場合)
6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金

今年も全国的に猛暑の可能性が予想されています。
早めの熱中症対策が必要です。
【仙臺いろは編集部】