
そもそも熱中症とは
熱中症とは「暑さによって生じる障害」の総称。
高温多湿な環境下で発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。
なぜ熱中症になるの?
人は運動や仕事などで体を動かすと体内で熱が作られ体温が上昇します。
体温が上がった時は汗をかくこと(気化)や熱を体外に逃がす(熱放散)によって体温を調節しています。
平常時はこうした体温を調節する機能がうまく行われるため人の体温は36℃~37℃ に保たれます。

しかし、気温や湿度が高い環境で激しい運動を行うと、体内で作られた熱をうまく外に逃がすことができなくなる場合があります。
その時、さらにそのような環境下で運動や活動を続けると、体がどんどん熱くなり、汗をかいて体の水分や塩分が減っていきます。
そして体内の血流が悪くなり、体の表面から空気中に熱を逃がすことができなくなり汗もかけなくなります。
このように体温調節がうまくできなくなると、体中に熱がたまり体温が上昇。体温が高くなると脳を含む重要な臓器が機能しにくくなります。
すると意識を失ったり、肝臓や腎臓の機能が低下。こうして体の調子が悪くなって、熱中症が引き起こされます。


POINT
体の中に熱をためないよう気温や湿度を確認し、衣服などを工夫して暑さを調整しましょう!
【仙臺いろは編集部】