知っているようで、ちゃんと知らない。聞きたくても、人には聞けない。女性ならではの不調や不安について、東北大学の八重樫先生率いるドクター陣が解説!
教えてくれたのは
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東北大学大学院医学系研究科長・医学部長
婦人科学分野 教授
八重樫伸生先生
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おざわ女性総合クリニック 院長
日本産婦人科医会がん対策委員会 委員長
仙台産婦人科医会 会長
小澤信義先生
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乳がんになりやすい人のタイプ
高齢 未婚 高齢妊娠 授乳なし 初潮が11歳以下
乳がん家系 卵巣がん・子宮体がん患者 高身長 肥満
過度のアルコール摂取 喫煙者
ホルモン補充療法(HRT)を長期使用 合成黄体ホルモンを長期使用
知っておこう!胸の構造と乳がんができる場所
母乳を出すと、乳がんになりにくい
現代女性は月経回数が多すぎる!?
食生活の欧米化も乳がんの要因に
乳がん予防のための6カ条
②動物性脂肪の摂取を控える
③野菜、くだもの、豆類、穀類を積極的にとる
④お酒はほどほどに
⑤タバコはやめる
⑥適度に運動する
とはいえ、乳がんを100%予防する方法はありません。仙台市では、30代女性を対象に超音波による乳房検診を行っており、40歳以降は2年に1回のマンモグラフィ検診を推奨しています。定期的に乳がん検診を受けましょう。加えて、日頃から自己触診によるセルフチェックも行うようにしてください。急に大きくなる乳がんもあり、2年に1回の検診では発見できない場合があるからです。
月1回セルフチェックをしよう!
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鏡の前で
両腕を上げたり下げたりして、乳房の色や形を見る。
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入浴時などに
4本の指で「の」の字を書くように、指先で軽くふれる。乳頭の根元を軽くつまむ。
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寝ながら
背中の下に薄いクッションや畳んだタオルを入れて仰向けになる。片腕を上げ、反対の手で腕を上げたほうの乳房全体にやさしくふれる。左右両方行ったら、ワキの下をさわる。
ここをチェック!
乳房にくぼみ、ふくらみ、だだれ、変色、ひきつれなどはありませんか? 部分的にかたい場所や血が混じったような分泌物はありませんか? ワキの下のリンパ腺がはれていませんか? 1カ月に1回は入念に自己触診をして、普段ふれないしこりや変化を感じたら、専門医を受診してください。
セルフチェックでは、乳がんを早期発見できるだけではなく、乳がん以外の病気の可能性に気づけるメリットもあります。乳房がはりやすい月経直前から月経中は避け、月経終了後に行ってください。「毎回の生理が終わったら自己触診をする」と決めて、習慣づけましょう。(小澤先生)
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※このページの情報は2021年12月7日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】