ただ買って飲むだけでは飽き足らない。そんな生粋のワイン好きであれば、週末のおでかけを兼ねて訪れたいのがワイナリー。葡萄畑を散歩したり、醸造所を見学したり…実際に葡萄が育った土地を訪れてその空気を感じたら、一杯のワインがよりいっそう美味しく感じられるはず! 仙台近郊で気軽に行けるワイナリー、その中でも2018年4月にオープンしたばかりのニューカマーをご紹介します。
『ワイナリー』
山の恵みにあふれた、標高330mのワイナリー
取締役の早坂さん)もともと牧場だったこのあたりは、良質の牧草がたくさん生えていて土壌が豊かな場所なんです。周りの山々から吹き抜ける風のおかげで、葡萄の木が病気になりづらいんですよ。
――七ツ森から吹く風が葡萄を守ってくれていると。
取締役の早坂さん)そう。それに土地がゆるやかに傾斜しているので、太陽の光をたっぷり浴びることができるんですね。
――いろんな面から葡萄づくりに適した場所なんですね。どんな品種を生産しているんですか?
取締役の早坂さん)赤ワイン用にメルロー、マスカットベリーA、ピノノワール。白ワイン用にシャルドネ、ソーヴィニョンブラン、モンドブリエなどさまざまですね。フランスのボルドー大学で醸造を学んだ方をスタッフに迎え、本場仕込みの技術で丁寧なワインづくりを大切にしています。
――ではさっそく白の「甲州」を…うーん、柑橘系の香りがふわっと広がって華やかな気分! すっきりした口あたりで飲みやすいから贈り物にもよさそうです。
<左から「甲州(白)」(¥2,500)、「スチューベン(赤)」(¥2,500)、「シードル」(¥1,800)>
――ワインだけでなく、宮城県産のりんごを使ったシードルも注目! なんと国際コンクールである「フジ・シードル・チャレンジ」で銀賞を受賞したそうです。うーん、さっぱりしてるのにほのかな甘みが美味しいっ。
取締役の早坂さん)コーヒーや赤葡萄ジュース、ソフトクリームなどを楽しめる場所もあるので、葡萄畑を散歩した後にでも利用してくださいね。
――来年には丘の上にグランピング施設をつくる計画があるそうで、ワイン片手にキャンプなんてお洒落な過ごし方も楽しめそうです♡ ご馳走様でした!
了美ヴィンヤード&ワイナリー
黒川郡大和町吉田字旦ノ原36-15
022-725-8370
10:00~16:00(4月~9月は~17:00)
火・水曜定休
※このページの情報は2018年12月4日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】