街の小さなギャラリー「gallery swallow」が、仙台で活躍する作家さんの作品をご紹介していきます。
Vol.2の今回は「thuthu appetizing accessories」のデザイナー渡邉亮さんのアクセサリーをピックアップ。思わず食べたくなっちゃうくらいおいしそうだったり、デコボコしてどこか愛嬌があったり―。そんなアクセサリーの数々をご覧ください。
スーパーに行くと、創作意欲が湧く!?
ところで、こんなかわいらしいアクセサリーのインスピレーションはどこから湧くのか…。「thuthu appetizing accessories」のブランドコンセプトは“おいしそうなもの”。実はこれ、渡邉さんのご実家がとんかつ屋さんであることからきているんだとか。あとは“身の回りにあるもの”ということで、ねこや食べ物が登場します。
特に食べ物については、スーパーに行くと創作意欲が湧くそうで、たまにびっくりするものがアクセサリーになることも。その一つがえのき。きのこの中でもえのきを選ぶセンスに脱帽…。しかもすでに商品としてパッケージされたえのきが、もともとどうやって栽培されていたのかをあえて考えずに想像してつくるので、緑の地面から生えているちょっと変わったえのきができあがるわけです。でもこのアクセサリー、渡邉さん曰く、あまり売れないんだとか。「おもしろいかもしれないけど、売れませんよってものはけっこうあります。実際、よっぽど自信のある人じゃないと、なかなか身に付けられませんから(笑)。たまねぎも、あまり売れませんね…」。
(左から)『えのき 7本 菌床』、『蜜リンゴ』、『脱走開始』、『空き地でお散歩 大地』
『たまねぎ』
りんごの裏側に注目!
『ガラスのりんご』
愛嬌のある表情にイチコロ。
『ねこちゃん』
ねこモチーフのアクセサリーは、スケッチブックに描いたデザインをそのまま切り取ったような平面的なデザインの「スケッチシリーズ」にも登場。これは、真鍮の板から切り出し、彫ったり真鍮をくっつけたりすることで模様を描き出しています。
『ねこけし』
物語の続きを引き継ぐ楽しみ。
『ひとつぶひとめぼれ玄米』
『脱走しようかな』
ちなみにさきほどの「ねこちゃん」は、「あ、ねこだ!」と言われた時に「これは、ねこちゃんって言うんですよ」と言いたくてつくったそうです。さらにりんごモチーフのアクセサリーは、あまりにも種類が多くなってきて名前が思いつかなくなっているらしく「はっきり言って本当は全部“りんご”にしたい(笑)」とのこと。
なんともゆるい雰囲気が魅力の渡邊さんがデザインする「thuthu appetizing accessories」のアクセサリーは、仙台パルコB1Fの『MU-RA』や、『minne』『Creema』などのウェブショップのほか、ブランド公式ウェブショップでも購入できます。
その他の作品
『五角形 一粒』
(左から)『うささん』『うさちゃん』
『オニオンバングル』
<プロフィール>
渡邉 亮(thuthu appetizing accessoriesアクセサリーデザイナー)
http://thuthu.jp/
gallery swallow
問 nasukawa@uracata.com
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※オープン情報、イベント情報、作家プロフィール等はこちらからご確認ください。
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※駐車場はありません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
次号は見た目とは裏腹な、可愛らしいイラストが持ち味のイラストレーター・グラフィックデザイナー・スガワラタカユキさんの作品を公開予定です。
※このページの情報は2016年10月05日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】