Vol.2の今回は「thuthu appetizing accessories」のデザイナー渡邉亮さんのアクセサリーをピックアップ。思わず食べたくなっちゃうくらいおいしそうだったり、デコボコしてどこか愛嬌があったり―。そんなアクセサリーの数々をご覧ください。

スーパーに行くと、創作意欲が湧く!?
デザイナーの名前を見てお分かりだと思いますが、このかわいいアクセサリーを作っているのは実は男性なのです!以前はインテリアコーディネーターとして働いていた渡邉さん。デザインから制作、販売まで自分でできるものを探して、30歳の節目の歳にもともと趣味で作っていたアクセサリー作りを仕事として始めます。ただし、失敗しても潰しが利くように、宅地建物取引士の資格を取って…。建築士2級とインテリアコーディネーター、宅地建物取引士の資格を持っているアクセサリーデザイナーって、なかなかいないはず…。
ところで、こんなかわいらしいアクセサリーのインスピレーションはどこから湧くのか…。「thuthu appetizing accessories」のブランドコンセプトは“おいしそうなもの”。実はこれ、渡邉さんのご実家がとんかつ屋さんであることからきているんだとか。あとは“身の回りにあるもの”ということで、ねこや食べ物が登場します。
特に食べ物については、スーパーに行くと創作意欲が湧くそうで、たまにびっくりするものがアクセサリーになることも。その一つがえのき。きのこの中でもえのきを選ぶセンスに脱帽…。しかもすでに商品としてパッケージされたえのきが、もともとどうやって栽培されていたのかをあえて考えずに想像してつくるので、緑の地面から生えているちょっと変わったえのきができあがるわけです。でもこのアクセサリー、渡邉さん曰く、あまり売れないんだとか。「おもしろいかもしれないけど、売れませんよってものはけっこうあります。実際、よっぽど自信のある人じゃないと、なかなか身に付けられませんから(笑)。たまねぎも、あまり売れませんね…」。
(左から)『えのき 7本 菌床』、『蜜リンゴ』、『脱走開始』、『空き地でお散歩 大地』
『たまねぎ』
ところで、こんなかわいらしいアクセサリーのインスピレーションはどこから湧くのか…。「thuthu appetizing accessories」のブランドコンセプトは“おいしそうなもの”。実はこれ、渡邉さんのご実家がとんかつ屋さんであることからきているんだとか。あとは“身の回りにあるもの”ということで、ねこや食べ物が登場します。
特に食べ物については、スーパーに行くと創作意欲が湧くそうで、たまにびっくりするものがアクセサリーになることも。その一つがえのき。きのこの中でもえのきを選ぶセンスに脱帽…。しかもすでに商品としてパッケージされたえのきが、もともとどうやって栽培されていたのかをあえて考えずに想像してつくるので、緑の地面から生えているちょっと変わったえのきができあがるわけです。でもこのアクセサリー、渡邉さん曰く、あまり売れないんだとか。「おもしろいかもしれないけど、売れませんよってものはけっこうあります。実際、よっぽど自信のある人じゃないと、なかなか身に付けられませんから(笑)。たまねぎも、あまり売れませんね…」。


りんごの裏側に注目!
でももちろん、売れない食べ物ばかりではありません!ブランド立ち上げ当初からつくり続けているのがりんご。これには、真鍮や樹脂でつくったもののほかに、ガラスのアイテムがあります。ここで注目して欲しいのがアクセサリーの裏側。なんと真鍮でつくられた虫食いりんごが付いているのです!フュージングという技法でつくられたこのガラスのアクセサリーは、裏表が出るものなので、その裏側をうまくアレンジしているんだとか。ピアスなど、全方位見えるものにぴったり。ネックレスだと見えませんが、裏側に自分だけが知っている世界があるって、なんだかステキです。
『ガラスのりんご』

愛嬌のある表情にイチコロ。
今までは食べ物のシリーズをご紹介してきましたが、「thuthu appetizing accessories」空前の大ヒット作は「ねこちゃん」です。真鍮の枠に樹脂を流し込み、そこに表情をつくっていくのですが、ヒゲの位置や目の寄り方が違うので、自分だけのねこちゃんを見つける楽しみがあります。そしてこのねこちゃん、とっても変身上手なのです。樹脂部分が透明なので、ご主人様の服の色や模様に早変わり!
『ねこちゃん』
ねこモチーフのアクセサリーは、スケッチブックに描いたデザインをそのまま切り取ったような平面的なデザインの「スケッチシリーズ」にも登場。これは、真鍮の板から切り出し、彫ったり真鍮をくっつけたりすることで模様を描き出しています。
『ねこけし』

ねこモチーフのアクセサリーは、スケッチブックに描いたデザインをそのまま切り取ったような平面的なデザインの「スケッチシリーズ」にも登場。これは、真鍮の板から切り出し、彫ったり真鍮をくっつけたりすることで模様を描き出しています。

物語の続きを引き継ぐ楽しみ。
すでにお気付きだとは思いますが、「thuthu appetizing accessories」のアクセサリーは、そのネーミングが異常にかわいい。これは一つひとつのアクセサリーに、渡邉さんが描く物語や想いがあるからです。おなかがすいたときのためにお弁当を持ってでかけたり、ねこが窓の外を眺めて脱走を企てていたり―。そうやって渡邉さんが描いた物語の続きを、アクセサリーを手にしたお客様がつくっていってく楽しみ。それが「thuthu appetizing accessories」の魅力の一つかもしれません。
『ひとつぶひとめぼれ玄米』
『脱走しようかな』
ちなみにさきほどの「ねこちゃん」は、「あ、ねこだ!」と言われた時に「これは、ねこちゃんって言うんですよ」と言いたくてつくったそうです。さらにりんごモチーフのアクセサリーは、あまりにも種類が多くなってきて名前が思いつかなくなっているらしく「はっきり言って本当は全部“りんご”にしたい(笑)」とのこと。
なんともゆるい雰囲気が魅力の渡邊さんがデザインする「thuthu appetizing accessories」のアクセサリーは、仙台パルコB1Fの『MU-RA』や、『minne』『Creema』などのウェブショップのほか、ブランド公式ウェブショップでも購入できます。


ちなみにさきほどの「ねこちゃん」は、「あ、ねこだ!」と言われた時に「これは、ねこちゃんって言うんですよ」と言いたくてつくったそうです。さらにりんごモチーフのアクセサリーは、あまりにも種類が多くなってきて名前が思いつかなくなっているらしく「はっきり言って本当は全部“りんご”にしたい(笑)」とのこと。
なんともゆるい雰囲気が魅力の渡邊さんがデザインする「thuthu appetizing accessories」のアクセサリーは、仙台パルコB1Fの『MU-RA』や、『minne』『Creema』などのウェブショップのほか、ブランド公式ウェブショップでも購入できます。
その他の作品



<プロフィール>
渡邉 亮(thuthu appetizing accessoriesアクセサリーデザイナー)
http://thuthu.jp/
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次号は見た目とは裏腹な、可愛らしいイラストが持ち味のイラストレーター・グラフィックデザイナー・スガワラタカユキさんの作品を公開予定です。
※このページの情報は2016年10月05日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】