「目元のクマ、たるみをなくしたい！」ビューティ相談室 #3

——目のまわりの筋肉!? 確かに、あまり使っていない気が…。これまで意識したことがなかったです。

北條さん：目のまわりについている筋肉は「眼輪筋（がんりんきん）」といって、大事な目を支える“縁の下の力持ち”。しかし、動かす機会が減ってしまうと筋力は衰えてしまいます。垂れ下がってたるみになったり、血行不良でクマができたりと、目元の老け見えを早める原因に。

——ギャ〜！ 目元の老け見えを防ぐにはどうしたらいいですか？

北條さん：目を動かすクセをつけることと、目のまわりの血行をよくすることが大切です。とはいっても、それらは意識的にしないとなかなか難しいので、そのトレーニングとして、眼輪筋を鍛えるストレッチと血行をよくするマッサージをお教えしたいと思います。誰でも簡単にできるので、ぜひやってみてください。

【POINT】
●姿勢をまっすぐ正し、顔は正面を向く。立った状態でも座った状態でもOK。
●片手で人差し指を立てて顔の前に出し、視線を指先に向ける。
●顔の前でひし形を描くように手を動かしながら、目で指先を追っていく。

【HOW TO】

1. まず、目線の高さで顔の前に人差し指を出し、指先を見る。

2. 視線を指先に向けたまま、手を右斜め下にスライドさせて右横へ。

3. 視線を指先に向けたまま、手を左斜め下にスライドさせて胸の前へ。

4. 視線を指先に向けたまま、手を左斜め上にスライドさせて左横へ。

5. 視線を指先に向けたまま、手を右斜め上にスライドさせて正面に戻す。

1〜5を1セットとして3セット行ったら、次は逆方向（反時計回り）に3セット行う。

北條さん：顔と体は動かさずに目だけを四方へ動かすことで、普段使わない目のまわりの筋肉をほぐしてストレッチ。こり固まった筋肉がほぐれることで血行がよくなり、目元のクマをやわらげる効果が期待できます。日常的に行うことで筋力がアップするので、たるみの予防にもつながります。

【POINT】
●左右ともに2本の指を使って、目のまわりのツボを押さえながらリンパを流すようにやさしくマッサージ。
●お風呂上がりの体が温まっている状態で行うと、より効果的。
●目のまわりの皮膚は薄いため、力を入れすぎないように注意。やさしく気持ちのいい力加減で行って。

【HOW TO】

1. 人差し指＆中指で、目尻横のくぼんだ部分にあるツボを押す。その場で小さい円を描くように外回しに5回ほどなでる。

2. 1から下まぶたを通って目頭へ。目頭のツボを軽く押さえる。

3. 目頭から上にすべらせて眉の上を通り、1の目尻へ戻って来る。
※同じようにもう一周行う。

4. 目のまわりを2周したら、こめかみを押さえる。

5. 耳の前を通りながら、フェイスラインに沿って首へと流す。

6. 最後は鎖骨へ流してフィニッシュ。

北條さん：目尻の横には「瞳子髎（どうしりょう）」というツボがあります。このツボには目の疲れをほぐし、クマやたるみ、むくみ、シワなどを改善する効果があると言われています。ツボ押ししながら、目のまわり〜フェイスライン、デコルテへとリンパを流すようにやさしくマッサージをすることで、血流がよくなり目元がパッチリ！ むくんだ顔もスッキリしますよ。

おうちで、オフィスで。今日からLet’s目元ケア！

北條さん：朝晩のスキンケアのときに美容液をつけながら行うと、美肌効果も高まります。お仕事や家事の合間など、目が疲れたなと思うときにもぜひ取り入れてみてください。特に、パソコンやスマートフォンを使用される方は、長時間一点を見続けることが眼精疲労のもとにもなりますので、こまめにまばたきをしたり、ストレッチやマッサージを挟んで画面から目を離すように意識して。

——これは気持ちいい♪ ちょっとやっただけでも目がスッキリ軽くなりますね。いつでもどこでも気軽にできるのもうれしいです。キョロ目ストレッチ＆目まわりマッサージで目の疲れをリセットして、目元の老け見えを防ぎましょう！

※このページの情報は2016年11月10日現在のものです。
【ライター　池田直美】【撮影　門山夏子】

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