16〜19歳の約4人に1人が利用している人気No.1マンガアプリ「comico(コミコ)」で、連載開始からランキング1位を独走中の「ReLIFE リライフ」。単行本化、アニメ化、舞台化に続き、この春、ついにスクリーンに登場!
待望の映画化を飾るのは、NHK大河ドラマ『真田丸』などで注目を集める中川大志さんと、今年6本の映画が公開予定の平祐奈さん。今をときめく王子とヒロインによるW主演が実現しました。
そして、そんな話題作がなんと、わが街・仙台で撮影されていたのです!
公開を前に、再び仙台を訪れた主演のおふたりに、気になる映画のこと、仙台でのこと、たっぷり聞いちゃいました。仙台へおかえりなさい〜!
海崎新太(中川大志)、27歳。ある事件をきっかけに新卒で入社した会社を5カ月で退職し、以来ニート生活を送っていた。ある日突然現れた謎の男・夜明了(千葉雄大)に誘われ、見た目だけ10歳若返る薬を飲んで、1年間限定で高校生活を送るという社会復帰プログラム「リライフ」に参加する。
2度目の高校生活で海崎が出会ったのは、10歳年下の個性豊かなクラスメイトたち。
成績トップだがコミュニケーション音痴で友達ゼロの日代千鶴(平祐奈)が、自分の殻を破ろうと努力するひたむきさに心を打たれ、彼女の友達作りに協力するようになる。さらに、自分のような後悔をしてほしくないという思いに突き動かされ、大神和臣(高杉真宙)、狩生玲奈(池田エライザ)、小野屋杏(岡崎紗絵)らクラスメイトたちに熱い言葉を投げかけるようになる。
次第に彼らをかけがえのない仲間だと感じるようになっていく海崎。しかし、リライフの期限は1年。実験が終わると、周囲の人間から海崎に関わる記憶は失われてしまうという…。
27歳ニート、2度目の高校生活はじめます
中川さん、27歳役のオファーを受けたとき、どう思いました?
中川:海崎は自分に合っているんじゃないかって思いました! 実際、僕は年上に見られることが多くて、年齢より上の役をいただくことが多かったから。さすがに10歳も上の役は初めてだったので、チャレンジではありましたが。
“見た目は17歳、中身は27歳の海崎”を演じるにあたって、役作りで工夫したことは?
中川:人って歩き方とか座り方とか、無意識の仕草に年齢が出ると思うので、演技ではそこを意識して27歳っぽさがにじみ出るようにしました。役作りのために、27歳前後の年齢の方たちとお会いしてお話をして、27歳の感覚を自分の中に落とし込んでいく作業もしました。見た目は17歳でも中身は27歳っていう、そのギャップを楽しんでもらいたいです。
平さんから見て、中川さんと海崎が“似てる!”と思うところは?
平:みんなを引っ張ってくれるところ、人を大切にするところ。座長ということもあって、現場では常にみんなを盛り上げてくれていました。海崎さんも世話好きでみんなを引っ張ってくキャラクターなので、似てるなぁって思います。
では逆に、中川さんから見て、平さんと日代の共通点は?
中川:うーん、ちょっと待ってください…。真逆なタイプだから難しいな(笑)。(少し考えてから)でも、ピュアなところ、まっすぐなところ、かなぁ。13歳の頃から共演していますが、ずっと変わらずにそのままなところはすごいなと思っています。そういう芯の部分は日代と同じなんじゃないかな。
平さん、実際に日代を演じてみてどうでしたか?
平:初めて台本を読んだときは、自分と180度違う女の子だったので、「私で大丈夫かな?」っていう不安がすごく大きかったです。日代は感情をあまり表に出さない笑わない子で、一定のトーンで喋らないといけない役。油断すると気持ちが入りすぎちゃったりするので、最初は感情を抑えるのが大変でした。私は普段笑っていることのほうが多いので、笑わないことにも慣れなくて。スタッフさんやキャストがみんな明るくて笑顔のある現場だったから、どうしても笑っちゃうんですよね。笑顔をこらえるのに必死でしたよ〜。でもだんだんと日代が染みついてくると、普段からひきつった笑顔になっていたようで、周りの人たちに言われて気がつきました(笑)。
ReLIFEチーム、ベニーランドで○○を爆買い!
仙台での撮影はどうでしたか?
中川:ごはんがおいしかったです! 仙台にはまるまる一カ月くらいいたので、みんなでごはんを食べに出かける機会も多くて、食べ物に支えられました。
平:おいしかったー! 特に、牛タンが♡ 撮影ではいろんな場所に行けて楽しかったです。空気もおいしく感じました。
仙台のロケ地でお気に入りの場所は?
中川:八木山ベニーランド! 売店で売っているオリジナルキャップがかわいくて、みんなでお揃いで買いました!
平:キャストも、監督さんもスタッフさんも。ほぼ全員が買ったんです! 撮影中みんなかぶっていて、東京に帰ってからの打ち上げでもかぶっていました(笑)。ReLIFEのチーム帽です。
中川:一気に買い占めたよね(笑)。
平:あと仙台のロケ地では、賀茂神社も印象に残っています。賀茂神社で撮った、雨の中をみんなで走り出すシーンは、仲のよさや青春が素敵に描かれていてお気に入りのシーン。
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これがReLIFEチーム愛用のベニーキャップ! 顔が「べ」の字になったベニーマークに、中川さん&平さんが「かわいい」と大絶賛♡
ベニーランド オリジナルキャップ(フリーサイズ)¥3,000(税込)
八木山ベニーランド内「ベニーショップ」で販売中
胸キュン♡ ハッピーターン事件
撮影が行われたのは、昨年の11月12月とのこと。寒かったですよね!
平:とっても寒かったです。外での撮影ではガンガンストーブ(ロケ用の簡易ストーブ)を出してもらっていたんですが、あるとき大志くんが突然、「ハッピーターンって焼いて食べたことある?」と言い出して…。「ない」って答えたら、マドラーを2本持ってきて、ストーブでハッピーターンをあぶり出したんです! それを「食べて」ってくれて。大志くんって普段から落ち着いているから、同い年だけどお兄ちゃんのように思っていたんですけど、ハッピーターンを焼いているその姿がなんだか少年のようにかわいくて(笑)。そういう一面もあるんだ!って、新しい発見でした。
中川:少年だもん。
平:そっか! 27歳に見えていたけど、少年だったね! 忘れてた(笑)。
焼いたハッピーターンのお味は?
平:香ばしくて、とってもおいしかったです! その後はマシュマロまで買ってきてくれて、焼いてくれたんです。
や、優しい!
中川:(照れ隠しをしながら)だって寒いし、お腹すくし。待ち時間も温まりながら楽しめるように、ね。
平:そういうところが海崎さんと似てるよね!
撮影中に起こったハプニングがあれば、教えてください。
中川:マザー牧場に行って、男3人(高杉真宙さん、千葉雄大さんと)でブタのレースをするシーンで、みんなゴールしているのに僕のブタだけ逃げ出しちゃったこと。
平:すごく暴走していて、おもしろかった! 本番一発撮りだったんですけど、みんなで「さすが大志くん!」って思いました。持ってるなぁ〜(笑)。
おふたりにとっての『ReLIFE リライフ』とは?
中川:花火大会とか学園祭とか、やりたかったなぁっていう憧れが詰まった作品です。
平:一年中のことを全部できたもんね。私も学校にそんなに行けていなかったので、『ReLIFE リライフ』の撮影期間の一カ月で、高校3年間のすべての青春を味わえたように思いました。自分にとっての思い出もたくさんできました。
<取材を終えて>
3月に高校を卒業したばかりの中川さんと平さん。撮影時はリアルに高校生だったので、劇中の制服姿がハマっているのは当然なわけですが、中川さんに関しては、高校生なのに大人の色気がすごい! “見た目は17歳、中身は27歳”を見事に体現。冒頭のシーンや途中の回想シーンでは“27歳の海崎”が時々登場するのですが、そのときは見た目もガラッと変わって大人の男性に! これがまたカッコいいんです!! 中川さんの振り幅の広さ、演技力に魅せられます。平さんはツヤツヤの黒髪ロングに、吸引力のある美しい瞳をしていて、まさにマンガから飛び出してきたような美少女! インタビュー時はふわふわのウェーブヘアで登場すると、「今日(髪)巻いてる?」と中川さん。「巻いてるよ〜。時間も巻いてる〜」とまさかのおやじギャグで返す平さん。愛らしいギャップに、やられました♡
そんな美男美女が贈る、とびきりピュアで、切ないほど美しい青春ラブストーリー『ReLIFE リライフ』。観ているうちにどんどん引き込まれて、自分も高校生に戻ったような感覚に。2時間のリライフ体験で心リフレッシュ! 新しいことを始める人も、寂しい別れがあった人も、春にぴったりの元気をもらえる一本です。スクリーンに映る仙台の風景も要チェック!
『ReLIFE リライフ』
©2017「ReLIFE」製作委員会
©夜宵草/comico
中川大志、平祐奈、高杉真宙、池田エライザ、岡崎紗絵/千葉雄大、市川実日子
監督 古澤健
原作 夜宵草『ReLIFE』(comico連載)
脚本 阿相クミコ
音楽 林祐介
配給 松竹
公式サイト relife-movie.jp
MOVIX仙台、MOVIX利府、イオンシネマ名取、TOHOシネマズ仙台にて、4月15日公開!
【ライター 池田直美】【撮影 門山夏子】