2017.09.07

仙台アート散歩 vol.13 小さなパーツを、独特の感性でつなぎ合わせて生まれるアクセサリーの世界

街の小さなギャラリー「gallery swallow」が、仙台で活躍する作家さんの作品をご紹介していくこの企画。
vol.13の今回は、大町に移転した「gallery swallow」のご近所に、7年前からショップを構えている、アクセサリー作家poupou poddy(ポウポウ ポディ)さんの作品をピックアップ。ちょっぴりレトロだったり、遊び心あふれるファニーなデザインだったり、いろいろな表情を見せてくれるアクセサリー。見ているだけでもワクワクしてきますよ。

デザインはいろいろ。でも“らしさ”はたっぷり!

今回お話を聞かせてもらった場所は、「gallery swallow」のご近所にあるpoupou poddyさんのお店。色とりどりのアクセサリーパーツや、海外から仕入れたヴィンテージアクセサリーに囲まれた小さな空間。そこに、poupou poddyさんのアクセサリー作品が並んでいます。

ちょっと毒々しかったり、まるで砂糖菓子のようにキュートだったり、レトロポップ調だったり、時には遊び心のあるおふざけ系だったり―。デザインはいろいろなのに、なぜか「あ!poupou poddyさんのアクセサリーだ!」と一目で分かるようなものばかり。

コンセプトもアイディアの源もなし!

一体どんなコンセプトで作っているのか、どんなところからインスピレーションがわいてくるのか気になるところなのですが、ご本人に伺うと…コンセプトも、何かからインスピレーションを受けることも「ない!」(断言)そうで…。
「デザイン画も描きません。まずメインのパーツを選んで、それに“コレが合うかも?”“やっぱりこっちかも?”って作りながら考えていくんですよね」とのこと。

コンセプトがないとは言え、一目でpoupou poddyさんの作品だと分かるのは、その独特な色合わせや、存在感のあるデザインが関係しているのかもしれません。
「コンセプトって言えるほど考えてはいないけど、楽し気なモノを作ろうとは思っていますよ!そのせいかな?色の合わせが独特だねってよく言われます。あとはボリュームのあるアクセサリーが多いですね。ピアスだったらパーツが揺れるものだったり。これは自分が大きめのアクセサリーじゃないと付けている感じがしなくて嫌だから。小粒のパールひとつとかは好きじゃないんです(笑)」。

アクセサリー作りのルーツは古着屋。

アクセサリー作りを始めたきっかけは、古着屋で働いていたときにやっていた、ヴィンテージアクセサリーのお直しだったというpoupou poddyさん。特に手先が器用なわけでもなく、どちらかと言うと虫や魚を追いかけて遊ぶような幼少期を過ごし、手芸は全くできなかったそうですが、古着屋に入荷してくるヴィンテージアクセサリーを直しているうちに、「あれ?これ楽しいかも?」と思ったのだとか。

最初は作品を知り合いの雑貨屋や美容室、カフェに置かせてもらっていましたが、7年前に今の場所にお店をオープン。パーツとアクセサリーのお店として人気を集めています。

poupou poddyさんのアクセサリー作品はもちろんですが、なかなか他ではお目にかかれないようなアクセサリーパーツに出合えるのも、このお店の魅力の一つ。ガラスや布、プラスチック、天然石など素材もいろいろ。モチーフも一癖あるウサギや、蛍光色の恐竜などの動物から、お花、貝殻などロマンチックなものまで幅広く揃います。思わず「かわいい~(ハート)」と心の声が漏れてしまうこと間違いなし!アクセサリー作りをしている人にはたまらない空間です。「自分では作れない!」という人もご安心を。好きなパーツを選んで、加工はpoupou poddyさんにお願いすることもできます。

11月頃まではイベントへの参加は予定していないそうなので、poupou poddyさんのアクセサリーや、彼女が国内外からセレクトしたパーツが気になる人は、ぜひお店まで足を運んでみてください。なぜかお店に集まってきて、いつの間にか数が増えてしまったという恐竜たちもお待ちしています。

最後に店名・アーティスト名poupou poddyの由来を聞いてみましたが、「特にない!響き?(笑)」とのお答えが…。さすが、ブレません!

<プロフィール>
poupou poddy(アクセサリー作家)
http://poupou.exblog.jp/
Twitter @chanpou
Instagram @poupoupoddy

Parts + Accessory poupou poddy

住 仙台市青葉区国分町1-3-13 遠藤ビル2F
電 022-224-7690
営 11:00〜19:00
休 不定休

※このページの情報は2017年9月7日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】

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