2016.02.22

いま荒井が熱い!? 人気の農家レストランがリニューアル! 女子的自由研究Vol.11

お待たせしましたー。地下鉄東西線の東の終着点「荒井」駅前を勝手に特集、第2弾! 前回は、昔ながらのヨーロッパのやり方で焼き上げるたくさんのパンが魅力のベーカリーを取材しましたが、今回は同じビルの2階にある農家レストランのご紹介です!

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「もろや ファームキッチン」の魅力は、自分たちでつくった多種多様な旬のお野菜と、農家レストランのイメージを覆す手の込んだお料理たち。16年前のオープン以来、口コミで評判が広がり、なかなか予約のとれない人気店として巷で有名でした。

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そんな「もろや ファームキッチン」が荒井駅開業にあたり、駅前の新しいビルに移転したのが去年12月。客席数も大幅に増やし、内装もモダンに一新! パワーアップしたもろやのオーナー・萱場市子さんに、わたくし熊谷がお会いして参りましたよー。ではではその模様をどうぞ!

宮城の伝統野菜を、もっと知って味わって

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熊谷>>おすすめの「旬野菜ランチ」をいただいておりますが、まず品数がすごいですね。小鉢やひと口サイズの副菜が多くて、いろいろなお料理をたくさん食べられるのがうれしい! お料理を解説していただいてもいいですか?

萱場さん>>「カリカリ青ネギとベーコンのアンチョビクリーム白菜グリルがメインです。副菜は、紅いくらと長芋の酢の物、曲がりねぎの板麩巻き揚げ、京菜のしらす干しあえ、干し柿をチーズくるんだ天ぷら、野菜と高野豆腐の揚げ煮、紅ロマンとロマネスコのピクルス、煎り大豆のおこわごはん…そのほか色々ね(笑)」

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熊谷>>次から次へと色々な野菜の名前が…。食材はご自分の畑でつくってらっしゃるんですよね。

萱場さん>>「旬のいろんな野菜を食べてもらいたくて、もろやの畑で栽培している野菜は、年間150種ぐらい」

熊谷>>150種!?

萱場さん>>「ハーブまで含めるとそれぐらいね。ベーシックな野菜から珍しい品種まで、たくさんつくっています。特に力を入れているのは、地元の伝統野菜。純松島白菜や、岩切生まれの仙台曲がりねぎなど、宮城には美味しい伝統野菜がたくさんあるんですよ。今まで馴染みがなかった人も、こうしてレストランで味わって知ってもらうことで、こんな美味しい野菜があるんだ!次は買って自分の家で作ってみようかな?というように広がっていったらいいですよね」

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主婦の発想からスタートしたお店

熊谷>>一皿一皿がとても凝っているなぁと思うんですが、レシピは農家の家庭料理がベースとか。

萱場さん>>「私はもともと九代続く荒井の農家の生まれで、野菜をつくるだけでなく、軽トラックで運んで宅配販売もしていたんです。それで色々な主婦の方たちと話すうちに、料理がマンネリ化してしまうという声をたくさん聞くようになって、同じ主婦目線で野菜が美味しく食べられるレシピを書いて渡すようになったの。そのうちみんなが集えるような場所があったらいいなと思うようになって、自然な流れで農家レストランをスタートしたんです」

熊谷>>そんな歴史が! 凝った味なのに、素朴であたたかい感じがするのはそのせいかな。今日はどうもありがとうございました。

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月替わりの旬野菜ランチは¥1,600。(写真は一月に取材したものです)

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コックコートが素敵な萱場市子さんとスタッフの高橋さん。キッチンで働く他の皆さんは、恥ずかしがり屋で隠れてしまいました~。

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宮城の大豆「仙大豆カレー」など地元の加工食品やお惣菜、そして新鮮な野菜など、物販コーナーも充実。

もろや ファームキッチン

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仙台市若林区荒井字東87-2 ヤマカビル2F
022-288-6476
ランチ11:00~15:00(L.O.14:00)、カフェタイム15:00~19:00、ディナー17:00~21:30(L.O.21:00)
※ディナーは毎週金・土曜、毎月第2・第4日曜のみ営業
月曜・毎月第1・第3日曜定休

【仙臺いろは編集部】

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