2022.06.22

エコでおしゃれ!な容器のネットショップがオープン

みなさんは「ワンウェイ容器」という言葉をご存じですか?

テイクアウト商品などで使用されている1回だけ使用される「容器」のことを指すのですが、最近では環境にやさしいエコな材料が使われているものや、デザイン性にもこだわったおしゃれなものなど、選択肢が広がっているのだそうです。

先月オープンしたエコでおしゃれをテーマにワンウェイ容器などを取り扱うネットショップ「cococica(ココシカ)」について、サイトを運営する株式会社コバヤシ容器事業部の原田さんにお話を伺いました。

仙臺いろは編集部:食品メーカーなど企業との取引が中心である御社が、なぜネットショップを始めようと…?

株式会社コバヤシ 原田さん:
株式会社コバヤシはプラスチックの総合企業として、皆さんの生活に欠かせない食品容器や袋などを提供しています。
最近は飲食店でも「テイクアウト」を導入する店舗が増えたり、アウトドアシーンで食事をする方が増えたりと新しい生活様式も定着してきました。これまで私たちは工場での生産される食品向けの容器を扱ってきましたが、何かテイクアウトやアウトドアシーンでも使える容器を提供できるのではと、ネットショップ「cococica」をオープンすることになりました。

仙臺いろは編集部:どんなものを扱われているのですか?

株式会社コバヤシ 原田さん:
食品容器というと真っ白な材質で汎用性の高いデザインのものを想像される方が多いかもしれません。ですが「cococica」で扱っているのはその真逆で、デザイン性が高いものや、独自の技術を使った環境にやさしいエコな材質のもの、廃棄時には小さくつぶして捨てることが出来るものなど、それぞれに特徴のある容器を揃えています。

例えばこちらは機能性とデザイン性を兼ね備えた「copotte(コポット)」という容器です。

仙臺いろは編集部:おしゃれな色ですね。お鍋の形もかわいらしいです。

株式会社コバヤシ 原田さん:
取り扱っている色はオレンジ、黒、白の3色です。フタは液体漏れしにくい工夫がされているので、完全に密封はできないもののシチューなどを入れていただくのに適しています。

株式会社コバヤシ 原田さん:
次にご紹介するこちらは、スキレット型やカッティングボード型の容器です。

仙臺いろは編集部:これもワンウェイ容器なのですか?!ちょっと驚きます。

株式会社コバヤシ 原田さん:
本物のスキレットやカッティングボードを彷彿とさせる見た目…ですよね。クリスマスやハロウィンなど季節の行事のほかにも、イベントやパーティーシーンでのお食事をより美味しそうに演出できるのではないかと考えています。

仙臺いろは編集部:環境にやさしい製品にも力を入れていると伺いましたが、どのようなものがあるのでしょうか?

株式会社コバヤシ 原田さん:
環境にやさしい主原料と機能性を兼ね備えた容器も扱っています。それが、こちらの「Eco Deli(エコデリ)」という製品です。

持続可能で成長の早い工業用のとうもろこしでんぷんを主原料とした素材で作られています。

この素材は株式会社コバヤシと山形大学、宮城県産業技術総合センターが共同開発した「ReseamST(レジームST)」というバイオマス複合プラスチックで、焼却処分時のCO₂排出量が通常のプラスチックに比べて30%程度削減できる素材です。簡単に小さくつぶせるのも特徴です。

仙臺いろは編集部:エコでおしゃれをテーマに、本当にいろいろな特色ある製品を扱っているのですね!個人の利用者でも購入することはできるのですか?

株式会社コバヤシ 原田さん:
店名の「cococica」は、「ここでしか買えないものを取り扱うショップにしたい」という思いでスタートしました。飲食店の方はもちろんですが、個人の方でもピクニックやキャンプ、イベントなどでも、よりエコでよりおしゃれな容器を使っていただきたいと考えています。
今後は、回収された資源を活用したアップサイクル製品も揃えていく予定です。

仙臺いろは編集部:今回はご紹介をありがとうございました!

 

お話を伺ったのは…

株式会社コバヤシ
本社/東京都台東区浅草橋3-26-5
東北工場/宮城県黒川郡大和町テクノヒルズ52
https://www.kbjapan.co.jp/

「cococica」ショッピングサイトはこちらから

 

【仙臺いろは編集部】

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