子どもの「お年玉」全部貯金が正解ではない⁈

新年を迎え、子どもたちが楽しみにしているのが「お年玉」。祖父母や親戚からもらったお年玉を手に、目を輝かせる子どもの姿は微笑ましいものです。

一方で「このお金、どう管理したらいいの?」と悩んでしまう親御さんは多いのでは⁉
「全部貯金させるべき?」「少しは使わせてもいい?」「そもそも誰が管理するの?」——お年玉をめぐる悩みは尽きません。

今回は、お年玉を通じて子どもに「お金との付き合い方」を学んでもらうための、実践的なアイデアをご紹介します!

昔は「お年玉は貯金しなさい」というのが当たり前でしたが、お金は貯めるだけでなく、「使う」ことで初めて価値を生み出すというのも事実。何かを買う喜び、欲しいものを手に入れるために我慢すること、計画的にお金を使うこと——これらは、実際にお金を使う経験を通して学ぶことです。
もちろん、無駄遣いを推奨するわけではありませんが、大切なのは、子どもが「自分で考えて、自分で決める」経験を積むこと。そのために、お年玉は絶好の教材なのです。

幼児期(36歳):お金の概念を知ろう

この年齢では、まだお金の価値を理解するのは難しいものです。でも、「お金でものが買える」という基本的な仕組みは学べます。
おすすめは、お年玉の一部(500円~1,000円程度)を子どもに渡し、一緒にお買い物に行くこと。
お菓子やおもちゃなど、子どもに欲しいものを選ばせ、レジでお金を払う体験をさせてみましょう。「お金を渡すと、欲しいものがもらえる」という実感が、お金教育の第一歩です。

小学校低学年(79歳):「使う」「貯める」を分ける

この年齢になると、計算ができるようになり、お金の管理も少しずつ理解できます。
ここでおすすめなのが、お年玉を「使う用」「貯める用」に分けること。
例えば、お年玉3万円をもらったら、「1万円は自由に使っていいお金、2万円は貯金」といった具合です。使う用のお金は、本当に欲しいものを買うために計画を立てさせましょう。「今すぐ使うか、もっと高いものを買うために貯めるか」を自分で考えさせることで、計画性が育ちます。

小学校高学年~中学生(10歳以上):お小遣い帳で管理力アップ

高学年になったら、お小遣い帳をつけさせてみましょう。スマホアプリでも、ノートでもOK!「何に、いくら使ったか」を記録することで、お金の流れが見えるようになります。
また、この年齢になると「欲しいもの」も高額になってきます。ゲーム機や自転車など、お年玉だけでは足りないものを買いたがるかもしれません。そんなときは、「あといくら貯めれば買えるか」を一緒に計算し、目標を立てるサポートをしてあげましょう。

「お年玉は親が預かって管理する」というご家庭も多いと思います。確かに、小さい子どもに大金を持たせるのは心配ですよね。
でも、完全に親が管理してしまうと、子どもは「自分のお金」という実感を持てず、場合によっては「自分のお金が取られた!」と思うことも。
おすすめは、先ほどお伝えしたように「一部は子どもに任せる」という方法です。年齢に応じて、子どもが管理できる金額を少しずつ増やしていくのがポイントです。
また、「親が預かる分」についても、子どもに見えるようにしておくことも大切です。
通帳を一緒に記帳したり、「今、〇万円貯まっているよ」と定期的に伝えたりすることで、貯蓄の実感を持つことができます。

お年玉で無駄遣いをしてしまうこともあるでしょう。「こんな使い方をしなければよかった」と後悔することもあるはずです。
我が家の場合は、息子がもらったお年玉を全額クレーンゲームに使ってしまった事がありました(^^;;
でも、翌年には「今年は全部をクレーンゲームに使わない!」と宣言するようになったのです。
子ども時代の小さな失敗は、大人になってからの大きな失敗を防ぐ予行練習。そして、失敗したときは叱るのではなく、「次はどうすればいいと思う?」と一緒に考えてあげましょう!

お年玉は、子どもにとって大きな収入。だからこそ、お金との付き合い方を学ぶ絶好の機会です。
「使う」「貯める」のバランス、計画的にお金を管理する力、我慢する力、そして失敗から学ぶ力——これらは、子どもが大人になったときに役立つスキルです。

お年玉を単なる「子どものお小遣い」として終わらせるのではなく、親子で一緒に考える「お金教育の教材」として活用してみてください。

今年のお年玉が、お子さんの未来の豊かさにつながりますように♬

※このページの情報は2026年1月15日現在のものです。

松田真耶

山形県出身。双子を出産し、シングルマザーとして子育てを経験する中で、
お金の問題に直面したことをきっかけに金融業界へ。
大手国内金融機関勤務を経て、現在はFPオフィスに所属。
「分かりにくい"金融を"分かりやすく」をモットーに行うセミナーは、3年間で累計3,000名以上が受講。
本音に寄り添う個別相談は、実践的でライフプランに沿ったアドバイスが好評。
所属:㈱ワオナス

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