思春期に悩まされたニキビ。最近では25歳以上の成人で見られる“大人ニキビ”も増えています。顔だけでなくデコルテや背中などにも発生するとあって、私たち大人にも無視できない問題…。知っているようで意外と知らないニキビのこと。正しく学んでしっかり治しましょう!
正しく知っておきたい!ニキビの原因と種類
ニキビには、毛穴の中に角質と皮脂がつまった小さな白い点程度の“白ニキビ”や、毛穴が開き酸化した皮脂やメラニンがのぞく“黒ニキビ”、それがさらに炎症を起こして毛穴周辺が赤く腫れあがる“赤ニキビ”、膿ができた状態の“黄ニキビ”など、段階によって様々な種類があります。
その自己流ニキビケア、本当に大丈夫?
女性なら、一つでもニキビが顔にできてしまうと気になるもの。結果、肌を清潔に保とうとして1日に何回も洗顔したり、角質除去を目的としたスクラブ入り洗顔料を使ったりしてしまいがち。さらに最終手段としてファンデーションを厚塗りしてニキビを隠す…なんてことも。ただしこれ、すべて間違ったニキビケアなのです。
正しいニキビケアで一番大切なのは、もちろん洗顔。ただし1日2回、低刺激性の洗顔料を十分泡立てて優しく洗うことがポイントです。メイクをしている場合は、溶剤型のメイク落としを指先で優しく馴染ませて落としましょう。また日焼け止めのセレクトも気を付けなければなりません。もちろん日焼け止めは必要ですが、SPF(紫外線防御指数)が高いものは専用のクレンジングが必要になることもあるので、普段の洗顔料で落とせるSPF30程度のものがおすすめです。
もっと知りたい!プロの最新ニキビ治療
今回は自宅でできるニキビケアを紹介しましたが、医学的にニキビは“尋常性ざ瘡”(じんじょうせいざそう)と呼ばれる立派な病気!ケアが不十分だと痕が残ることもあるので、紹介したようなセルフケアにプラスして、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。病院での最新ニキビ治療は、その原因や重症度に合わせて最適な治療を組み合わせて行います。
一昔前までは、抗菌薬(抗生物質)が主に使われていましたが、皮膚の新陳代謝を促進して、毛穴の詰まりを取り除く作用があるアダパレンなどの新しい薬剤が使われるようになっています。また、ニキビの原因となるアクネ菌への殺菌作用があることから欧米では以前から使用されていた過酸化ベンゾイルを含む薬剤や、それと抗菌薬を合わせた配合薬剤など、ニキビ用塗り薬の種類も増えています。
それでも改善が見られない場合は、保険適用外ですが、古い角質を落として毛穴のつまりを解消するケミカルピーリングという治療法もあります。
どんどん進化しているニキビ治療。もっと詳しく最新ニキビ治療について学びたい人は、2016年6月12日(日)の「第56回ドクターサーチみやぎ健康セミナー 市民公開講座」へ!
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【ライター 佐々木】
【記事監修 東北大学病院 皮膚科 講師 菊地 克子】