些細なことでも、不調はカラダからのサイン。症状が悪化する前に、日々なんとなくやり過ごしてきた不調をリセットして、カラダもこころもスッキリさせませんか?
仕事はデスクワーク中心で車移動、家ではソファでだらだら…と、座ってばかりいる人は腰痛リスク大。座り方次第では骨盤がゆがみ、「反り腰」や「受け腰」になっているかもしれません。座り方の改善+腰まわりの筋肉を鍛えるトレーニングで腰をいたわって。
教えてくれたのは
弓田龍輔先生
仙台市青葉区大町にある「あおばく整骨治療院」の院長。柔道整復師、鍼灸師。アルティメット日本代表チームをはじめ、アスリートのメディカルトレーナーも務める。
腰が反りすぎている「反り腰」タイプと、反対に腰が丸くなっている「受け腰」タイプ。どちらも骨盤の傾きと骨盤周辺の筋肉が硬くなることで起こります。骨盤が傾く=家の基礎が傾くようなもの。腰への影響はもちろん、全身のバランスが乱れてしまうのは言うまでもありません。
姿勢
反り腰&受け腰予防のために、やってはいけない姿勢
×腰を反らして座る
→骨盤が前傾。反り腰でぽっこりお腹に。
「女性に多い反り腰。骨盤が前に傾くと、股関節の前側や内ももの筋肉が硬くなります。この状態が続くと、腰の筋肉が縮んで痛みを感じるように。特にヒールを履く人は背筋が弱く、反り腰になりやすいです。お腹を引き締めながら、骨盤を後ろに戻すクセをつけて」
×背中を丸めて座る
→骨盤が後傾。受け腰で猫背になる。
「骨盤が後ろに傾くと、もも裏や内ももの筋肉が硬くなります。この状態が続くと、腰の筋肉が引きのばされて痛みを感じるように。デスクワーク以外でも、ソファや車のシートは受け腰になりやすいので注意。こまめに背中をのばして、骨盤を前に戻しましょう」
◎座骨で座る
→骨盤が安定し、正姿勢をキープできる。
「座ったときに、椅子の座面や床に当たる左右の骨が座骨です。その上に体重が均等に乗っていればOK! 座骨とは、座る骨と書きます。きちんと座骨を意識して座れば、骨盤は傾きづらく、反り腰にも受け腰にもなりません」
手あて
重い腰を上げて、適切なメンテナンスを
トレーニング
弱った筋肉を強化して腰痛とサヨナラ!
► 腰痛タイプチェック
► 受け腰の腰痛緩和トレーニング「スクワット」
► 反り腰の腰痛緩和トレーニング「ランジ」
※がんばりすぎず、できる範囲で行うこと。痛みがあるときは行わないでください。
正しい姿勢とトレーニングを実践しながら、ときにはプロの手にも頼って、脱・なんとなく不調! 難なく動ける元気なカラダを手に入れましょう。
あおばく整骨治療院
住所/宮城県仙台市青葉区大町1-1-8 第三青葉ビル5F
TEL/022-399-6561 ※完全予約制
HP/https://aobaku-seikotsu.com
※このページの情報は2022年3月25日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】