地下鉄南北線・五橋駅と愛宕橋駅の中間あたりに佇む小さな雑居ビル。雰囲気の良い飲食店が軒を連ねるこのビルに、昨年12月新しいカフェバーがオープンしました。
23:00までオープンしている『Sunny Beard』(サニービアード)。ボリューミーなサンドウィッチを片手に昼間はコーヒーを。夜はローストビーフやジャークチキンをつまみながら、ビールやカクテルをゆっくり楽しめる場所。お酒はお昼からでもOKなので、休日のブランチにもぴったりです。
フードメニューを拝見すると、オーナーの鈴木さんの好みを反映してか、男性も満足できるがっつり系が多め。なかでもキューバサンド(¥650)は、市内のパン屋さんに特注で焼いてもらっているキューバンブレッドを使ったご自慢の一品です。キューバンブレッドとはその名の通りキューバのパンで、パニーニに近い歯ごたえが特徴。そこにオレンジマリネで味付けしたローストポークとピクルスとチーズをサンドして、スパイスを効かせてがぶりといただきます。言わなくてもお分かりですよね、これがビールに合うんです!
変わったお酒が飲みたい気分の時は、国産プレミアムジンがおすすめ。クラフトビールならぬ“クラフトジン”蒸溜所でつくられた「季の美」は、ヨーロッパで生まれたジンの伝統に京都をはじめとする和のエッセンスを加えたドライジン。お米をベースにしたスピリッツが甘さとまろやかさを運んできます。
コーヒー(¥500)はお隣のロマリアコーヒーさんから仕入れたもの。オーダーを受けてから一杯一杯丁寧にハンドドリップ。
コーヒーのおともには、自家製ベイクドチーズケーキ(¥400)を。しっかりとした重めのチーズケーキに、レモンやオレンジの爽やかな酸味を漂わせて。
ほの暗い空間で過ごす昼下がりの静かなひとときも、日が沈んで灯り出すランプにあたたかみを感じる夜も、いつでもウェルカムな雰囲気が素敵。どの時間帯に訪れても同じように流れているひそやかな空気に、誰もがまったりしてしまいます。
カウンター席は椅子と椅子が近すぎず遠すぎず、知らない人と隣り合わせても自然と会話がはじまりそうなちょうどよい距離感。昼間はインスタ女子(納得)、夜は男性のひとり客も多いとか。
「人のつながりが生まれるような、あたたかいお店にしたいんです」と話してくれた鈴木さんの言葉通り、ふっと思いついた時にフラっと訪れてみたくなる、そんな一軒です。
“ライブイベント”やります
不定期に店内で開催しているライブイベント。3月にはスカやブルースのミュージシャンを招いて、音楽とお酒を楽しむラフなイベントを予定しているそう。詳しくはお店にお問い合わせを。
Sunny Beard
仙台市青葉区五橋2-10-20 第2菊水ビル101
022-797-8718
11:30~23:00
水曜定休
※このページの情報は2018年1月22日現在のものです。
【ライター 鈴木紘子】【撮影 門山夏子】