仙台駅前でカジュアルに本格タイ料理が楽しめる『タイ料理 ソムタムプー食堂』(『仙台アジアごはん事情を探る!(前編) いろは組の女子的自由研究vol.6』) に続き、森麻衣子記者が注目した次なるアジアごはんは「中華」。
まるでカフェのようなおしゃれインテリアと本格中華料理のギャップがたまらない、青葉区大町の隠れ家的一軒をキャッチしましたよー!
こう見えて、れっきとした中華料理店なんです。
「昔からヴィンテージに目がなくて」と話す店主の芳賀辰弥さん。長年収集してきたファイヤーキングのマグカップはカウンター上の棚にコレクションされ、北欧生まれの古いミシン台は4人掛けのテーブルに。ステンドグラスが可愛いモスグリーンの扉の向こう側は、アメリカや北欧の古い家具と食器、そして食欲を刺激する本格中華の香り漂う小さな異空間が広がります。世界広しといえども、こんな組み合わせがここまでハマるお店はそうそう無いのでは?
さて、こんなに素敵なお店をひとりで切り盛りする芳賀さんは、中華ひとすじ20年のキャリアを持つ料理人。看板メニューを尋ねると、「やっぱり担担麺ですかね」とのこと。一体どのあたりが「やっぱり」なのか。森記者、切り込んで参りました!
1.内装をデザインしたのは、南中山の北欧ライフスタイルショップ「3DAYS Scandinavia」などを手掛ける有限会社カラーズ。
2.ファイヤーキングが並んだ戸棚ももちろんアンティークです。
3.4人掛けのテーブルはこれ一卓だけ! 予約が確実。
まるで薬膳料理? 担担麺はマストです!
芳賀さん>>八角など薬膳料理に使う香辛料がたっぷり入っていて、体に優しいスープなんです。滋養もあるし、これで冬でも風邪知らずですね。最後にごはんを混ぜて、全部たいらげていくお客さんもいますよ。
森>>スープがするする飲めちゃいますね。一滴残さず飲み干したくなる気持ちが分かる~。
芳賀さん>>修業していたお店の担担麺に、自分なりの工夫を加えて完成したのがこれなんです。普通の担担麺に比べて倍の量を入れているラー油は、イチから手づくりしたもの。うちの店では化学調味料は使わず、食材の味をそのまま美味しく味わってもらうことを心がけています。
キャプション:こちら目当てに訪れるお客さんも多い担担麺(¥750)。
コリコリなクラゲ、さっぱりピータン、かぶのココナッツミルク煮など、手間暇かけた前菜盛り合わせからまずはスタート(¥1,200)。
芳賀さん>>季節の野菜って、ただ炒めただけで充分美味しいですよね。その時期に一番美味しい旬のもの、そしてなるべく国産の食材を使って、安心しながら食べてもらいたい。それと、中華というと大人数で大皿料理を頼んでシェアするイメージですけど、エビチリや回鍋肉、酢豚といった夜の通常メニューは小サイズからオーダーできます。少人数でいらっしゃってもいろいろ頼んでみてくださいね。
森>> 胃袋が小さめの人にもうれしいですね。ヘルシーなのも女子ポイント高い!
funku 仙臺 Chinese
仙台市青葉区大町2-11-1 山川ビル1F
022-211-8233
月・水・木 11:30~14:00 、17:00~22:00
金・祝日前 11:30~14:00、17:00~23:00
土 11:30~15:00 、17:00~23:00
日 11:30~15:00、17:00~22:00
火曜定休
【仙臺いろは編集部】