マフィンやスコーン、クッキー…ただいまじわじわ流行中の“ベイク(焼き菓子)”。本連載の3話目でも国分町の「gramme」を取材しましたが、新年早々またまた注目のお店が生まれました。
青葉区小田原にオープンした「generals」(ジェネラルズ)のメインはカップケーキ! 色とりどりのクリームやトッピングで飾られた手のひらサイズのカップケーキは、食べてしまうのが惜しくなるほどの可愛らしさです❤
これは大人買いしたくなる! バニラ(¥210)、チョコレート(¥230)、レッドベルベット(¥230)と、スポンジ生地によって値段が変わります。
オーナーの高橋沙希さんとカップケーキの出会いは、旅行で訪れたNY。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でヒロインのキャリーが食べていたことから人気に火が付いたカップケーキは、今やNYの定番スイーツです。カフェで働きながら、好きなお菓子づくりの腕を活かしていずれ自分もお店を持てたらと考えていた高橋さん。カラフルなカップケーキを頬張りながら街を歩くニューヨーカーの姿に「これだ!」と直感。こんなふうにその土地で暮らす人々の日常の一部として気軽に愛してもらえる、そんなスイーツのお店を仙台で開きたいと思うようになったそう。
オーナーの高橋さんと店長の伊藤さん。良き相棒といった雰囲気のお二人❤
「ケーキのヒントを探しに、マグノリアベーカリーやジョージタウンカップケーキなどNYの人気店をはしごしました。ケーキの上に乗せているオリジナルのバニラクリームは、本場の食感を参考にした自慢のクリーム。アメリカ特有のちょっとまったりとした味わいを、出来るだけ再現しています」
バニラクリームを乗せたプレーンタイプのカップケーキ(¥210)。generalsの看板商品!
スポンジベースはプレーン、チョコレート、レッドベルベットの3種。その上にバニラクリームや抹茶クリーム、ドーナツやマシュマロなどの変わり種がトッピングされて、世界でここにしかないキュートなケーキが生まれていきます。その日の思いつきでオレオを乗せてみたりと、トッピングは遊び心満載。楽しみながらひとつひとつ手づくりされたカップケーキは、自分用おやつはもちろん、女子友達や子どもがいるおうちへの手土産にも喜んでもらえること請け合いですよ!
カップケーキの他にも、ちょっとした軽食にぴったりのスコーンやパイ、外国の子供がポケットから出してパクッとかじってそうな素朴なクッキーやシリアルバーなどなど、バラエティ豊かなラインナップ。
実は2児の母の顔を持つ高橋さん。アレルギーに悩むお子さんも食べられるようにと、スコーンには玉子を使わず、牛乳の代わりに豆腐を使うといったママらしい気配りも随所に見られます。
花びらのような形のハムと玉子のパイ(¥290)。
ベーコンポテトパイは、さくっとした食感が◎(¥290)。
アメリカでのラジオ番組がオンタイムで流れている店内は、少しだけ懐かしい雰囲気のアメリカンテイスト。「古くからこの場所にあったような、やさしい空気感のお店にしたくて」とは高橋さんの言葉。
1.スピーカー隣の白いショーケースに、可愛いスイーツがぎっしり。
2.窓辺に置かれた船の模型。小さな星条旗を掲げて出航!
3. ストーブの上ではお湯がシュンシュン。蒸気のあたたかさに、心もなんだかほっこり。
お店の隅にはテーブルとスツールが置かれ、コーヒーやフルーツジュース、チョコレートドリンクと一緒にイートインもOKです。
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コーヒーは、通りを挟んだ斜め向かいに店を構える「スガ焙煎珈琲豆屋」の豆を使用。注文が入ってから豆を挽き、一杯一杯丁寧に淹れてくれます。
最後に高橋さんに新作の野望を伺うと、「ティファニーブルーのカップケーキです!」とのこと。オープンしたての今はまだナリを潜めているそうで(笑)、少しずつカラフルに、そしてヴィヴィッドに攻めていきたいそう。はい、ティファニーブルーのクリームで満載のカップケーキ、想像しただけで女子心がうずきました。完成の暁にはまた取材お願いします!
“お子さま用”見つけました
窓の下に小さな蛇口を発見。飾り物かと思いきや、手や顔をクリームでベタベタにしてしまうお子様用の洗面台だそうです。ちゃんと水も出ますよー!
generals(ジェネラルズ)
仙台市青葉区小田原6-1-33
022-706-6339
9:30~17:30
日曜・祝日定休
【ライター 鈴木紘子】【撮影 門山夏子】