「誰でもカンタンに作れる薬膳料理」をコンセプトにしたレシピ動画の連載。料理を教えてくれるのは、仙台白百合女子大学 健康栄養学科 教授の佐々木裕子(ささきゆうこ)先生です。
今回のテーマは「むくみ解消」。間もなく訪れる「食欲の秋」は、塩味濃いめの美味しい料理を食べてしまいがち。塩分のとりすぎは、むくみの原因に。翌日に鏡をのぞけば、むくんだ表情に罪悪感で後悔することもしばしば。しかし、今回紹介する「カリウムたっぷり野菜のビビンバ丼」なら大丈夫。塩分を排出する働きを持つ「カリウム」がたっぷり含まれ、食べごたえも抜群なんです。
ポイントは「炒める」ことにあり。ビビンバの具材「ナムル」は煮て調理されることが多いですが、野菜に含まれる「カリウム」は、水に溶けやすい性質を持つため、今回は煮て調理するのではなく、炒めることでカリウムを逃さないようにします。
肉味噌の辛さはお好みで調整。しょうがの千切りを入れて炊いたごはんに盛り付けます。温泉たまご、枝豆をのせたら完成。枝豆は茹でますが、カリウムがたっぷり含まれる食材なので、ぜひ取り入れましょう。
材料(2人前)
ごま油・・・・・・大さじ3
にんじん・・・・・20g
ぜんまい水煮・・・40g
きくらげ(水で戻したもの)・・・40g
豆もやし・・・・・60g
ほうれん草・・・・40g
きゅうり・・・・・40g
黒酢・・・・・・・小さじ2
(A)
にんにく・・・・・小さじ2
鶏ガラスープ(顆粒)・・・小さじ3
塩・・・・・・・・小さじ1
穀物酢・・・・・・大さじ1
醤油・・・・・・・大さじ2
いりごま・・・・・小さじ4
*肉味噌(約2 人前、作りやすい分量)
豚ひき肉・・・200g
(B)
おろししょうが・・・小さじ0.5
おろしにんにく・・・小さじ0.5
豆板醬・・・・・・・小さじ1
塩コショウ・・・・・少々
(C)
料理酒・・・・・・・大さじ1
みりん・・・・・・・大さじ1
コチュジャン・・・・大さじ1.5
砂糖・・・・・・・・小さじ2
醤油・・・・・・・・小さじ2
*生姜ご飯
ごはん・・・2合
生姜の千切り・・・15g
*仕上げ
温泉卵・・・2個
枝豆・・・適量
作り方
- 1.生姜を千切りにして、水でさっと洗う。お米2 合に水と生姜を加えて炊く。
- 2.人参、きゅうりは千切り、ほうれん草、豆もやし、ぜんまいは3cm くらいの長さに切る。
- 3.きくらげは水で戻して千切りにする。
- 4.フライパンにごま油をしき、人参、ほうれん草、豆もやし、ぜんまい、きくらげを炒めて、火が通ったら(A)を加える。火を止めてから、きゅうりを加え、黒酢を回しかける。
- 5.豚ひき肉と(B)を加え、炒める。
- 6.火が通ったら、(C)を加えて、肉味噌の完成。
- 7.枝豆は茹でてから、さやからはずしておく。
- 8.器に生姜ご飯(1 人前約180g)を盛り、ナムルと肉みそ、温泉卵、枝豆をのせ、盛り付ける。
薬膳料理のレストラン「然の膳」
仙台医療センター店、仙台市立病院店、JCHO仙台病院店、宮城県立がんセンター店、山形済生病院店、岸和田市民病院店、大阪はびきの医療センター店、神鋼記念病院店、神戸中央病院店、神戸医療センター店、姫路赤十字病院店
※このページの情報は2023年9月1日 現在のものです。
【レシピ監修:然の膳、仙台白百合女子大学 健康栄養学科 佐々木裕子 教授】
【仙臺いろは 編集部】