新NISAが始まった2024年1月からは、もう半年が経ちました。
「NISAを始めなきゃ!」と焦っていませんか?
新しいことを始めようと思う事はとても大切なことですが、“焦り”は禁物です。
まずは、一緒に“知ること”から始めましょう!
前回の記事はこちら
今回は、お金を増やす方法についてお伝えします。
“単利”と“複利”とは?
お金を増やす(利息をつける)方法には、「単利」と「複利」があります。
単利とは・・・元本に対して利息がつく方法。
複利とは・・・運用で得た利息を元本と合計し、更に再投資していくことにより資産を膨らましていく方法。雪だるま式に資産が膨らむイメージです。
例えば、100万円を金利6%で30年間運用したとき、“単利”と“複利”ではお金の増え方にこのような違いがあります。
● 単利の場合
元本にのみ利息が付きますので、100万円を6%で1年間運用したときの利息が年間6万円です。
「年間6万円×30年間=利息合計180万円」
元本100万円との合計で280万円となります。
つまり、元本に対して180万円増やすことができたということですね。
● 複利の場合
1年目で元本に年間6万円の利息がついた106万円を、2年目からは元本にして、さらに利息が付きますので、運用期間が長くなれば長くなるほどに雪だるま式に金利の効果があらわれます。
その結果、30年後の合計は約574万円となりますので、単利との違いは一目瞭然ですね。
金利が付くことによって、元本に対して単利でも大きな効果がありますが、複利の効果を使うことでより有効に資産を増やすことができます。
このように“複利”の効果をみなさんの資産形成にもぜひ役立ててみてください。
“複利の効果”メリットとデメリット
複利は短期間の保有ではなく、期間を長く持つことで効果を発揮しますので、長く持ち続けることがポイントです。
大きな金額を投資すれば、もちろんその分大きな効果も期待できますが、少額でももちろん大丈夫です。
少額でもコツコツ長~く続けることによって複利の効果は最大の効果を発揮してくれます。
NISAやiDeCoその他の積立投資にも使える手法ですので、是非皆様の資産形成にもお役立てください。
※このページの情報は2024年7月1日現在のものです。
【ライター 松田真耶】