この春は、飲めちゃうケーキ“スムージードルチェ”≪今週のカフェ&スイーツ*37話『Cafe MythiQue』≫

陽射しも暖かくなり、ちょっと動くとすぐに体じゅうがぽかぽかしてくる季節になりました。そんな今の時期に美味しく感じる“ひんやり”として、春らしいカラフルなスイーツを探してやってきたのは、もうすぐオープン3周年を迎える『Cafe MythiQue』(カフェミティーク)。パティシエが手掛ける女子心くすぐる本格スイーツが人気の、街なかカフェです。

ポリシーは“目で楽しんで、食べて美味しい”。ショーウィンドウの中には、パティシエご自慢の色とりどりのケーキが宝石のようにキラキラと輝いていて、眺めているだけで勝手にテンションアップ(笑)。
イートインもテイクアウトのお客様も、ショーウィンドウを眺めてゆっくり気に入ったケーキを選ぶシステムです。ケーキは常時16種ほど。その中で約半分は季節限定の旬のケーキと、いつ来ても新しい味に出会えるのがうれしいですね。

ケーキの他、プレートメニューも魅力的すぎるカフェミティークですが、今日のお目当ては“スムージードルチェ”。その名の通り、ひんやりシャキシャキのスムージーとふわふわに焼き上げたスポンジをミックスしてケーキに仕立てた、いわゆる“飲むケーキ”! 専属のパティシエとバリスタを抱えるカフェミティークだからこそ出来た、ここでしか食べられないスイーツです。
そんなスムージードルチェ第一弾の「伊達なブルーベリー」(¥850)は、伊達政宗の代名詞である水玉陣羽織をイメージし、ブルーベリーの紫にカラフルなチョコレートの水玉が映えるモダンな一杯。ブルーベリー&ヨーグルト&はちみつが溶け合った爽やかパープルスムージーの上に、クラッシュアーモンドとふわふわに焼き上げたスポンジ、そして生クリームをたっぷり。スプーンですくったりストローで飲んだりご自由に! スムージーとケーキが溶け合っていく過程も絶妙に美味しく、何重にも楽しめます。

そして今の時期に食べたいフルーツといえば、いちご。仙台いちごを贅沢に使って、かくし味のミントを効かせたピンクのスムージー「アートストロベリー」(¥700)は、限定メニューからお客様の声で通年メニューに昇格した人気スイーツですが、いちごが一番美味しい今、食べるべき! 上から撮っても横から撮っても絵になるビジュアルのおかげで、食べる前のスマホ撮りに忙殺されます(笑)。今夏を目指して、スムージーからスムージードルチェにバージョンアップする予定とのことで、こちらも楽しみ!

そしてカフェミティークが今、力を入れているのがコーヒー。パナマの国際品評会で見いだされたコーヒー豆「GEISHA(ゲイシャ)」に惚れ込んだオーナーの土田さん。この素晴らしいコーヒーを是非東北に広めたいという想いで、店内にゲイシャ種専門のコーヒー焙煎所「刀」をオープンするに至りました。

淹れた瞬間に周囲に広がるジャスミンの香りは、「ゲイシャフレーバー」と呼ばれているのも納得の圧倒的な華やかさ。口に運ぶと、紅茶を思わせるフルーティーで甘く軽やかな酸味が特徴的で、コーヒーの苦みが苦手な人も美味しく飲めそう! 希少性の高さに某全国コーヒーショップでは一杯¥2,000で提供されたこともあったというゲイシャを、カフェミティークでは¥800で楽しめます。ゲイシャに特化したお店は全国でも珍しいそうで、コーヒーだけでも来店する価値がありますよ。

ところでコーヒーとティラミスの組み合わせは鉄板だと常々思っている私ですが、そのあたりもさすがカフェミティーク。本日のデザートプレートは「ティラミスの王様」(¥750)とのことで、こちらもさっそくオーダー!
ティラミスのブラウンのイメージを覆すホワイト仕立てのこちらのティラミス、フォークを入れるととろ~りとした高級マスカルポーネチーズのクリームに驚きます。幅も高さもある大きめサイズですが、軽く仕上げているのでサクサクと気づいたら完食している魔のケーキ…でも美味しさには勝てません!

テーブルでキャラメリゼしてくれるサービス。香ばしいキャラメルの香りが食欲をそそります。

ここでご紹介できなかったスイーツもまだまだ。この春とっておきのマイスイーツを探しに、カフェミティークへ!

“春の新作スイーツ”見つけました


3月に登場した春の新作「ストロベリーモンブラン」(¥450)。いちごクリームで大きないちごをまるごと包んだ“いちごづくし”なケーキ。花びらのような土台はなんととうもろこしの皮でできているそう!

Cafe MythiQue


カフェミティーク
仙台市青葉区中央2-4-11 水晶堂ビル3F
022-393-7738
11:00~20:00(土日祝~18:00)
不定休
※価格は税抜です

※このページの情報は2017年4月7日現在のものです。
【ライター 鈴木紘子】【撮影 門山夏子】

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