雨音を聞きながら読書に耽る、しあわせな時間。ブックカフェ特集後編の今回は、オーナーのこだわりが光る仙台市内の素敵な場所をご紹介します。
ゆるり、時が流れる小さな絵本書店
「絵本の自由なところが好きです。言葉があってもなくても、詩でも写真でも、表現の方法は自由。もちろんテーマも自由。本の形や素材も何でもあり。そんな絵本の自由な世界を旅することで、日常から離れて自分を取り戻す、ゆったりとした時間を過ごしていただきたいと思っています」
店主に薦められて手に取ったのは、ひとりぼっちの女の子を描いた翻訳絵本『love-ラブ-』(ジャン・ベルト・ヴァンニ/画 ローウェル・A.シフ/文)。内容はもちろん、装丁も美しい一冊です。
古書も多く、今となってはなかなか手に入りにくいレアな絵本もちらほら。店内のほとんどの本が購入できます。
生地を張り替えたソファやチェア、ころんとした丸椅子などの家具も、ひとつひとつが愛らしい。
今日のおやつは『ばななケーキ』(¥300)と『チャイ』(¥600)。体に優しい材料を使った自家製焼き菓子を頬張ったら、時間を忘れてお気に入りの一冊を探してみましょう。
BOOK WITH CAFE MARY COLIN
仙台市宮城野区小田原1-9-28
090-2991-0700
11:00~19:00
火・水曜定休
ACCESS MAP
訪れる人を選ばない、街なかの隠れ家カフェ
昔から本が好きで、本に関わる仕事をしたいと思ったのがオープンのきっかけだったそう。
そんな本の虫である溝江さんに選んでもらった、いろは読者におすすめの本はこちら。小説家ならではの視点と軽妙な筆致のおかげで、読んでみたい本が次々見つかる三浦しをんのブックガイド『本屋さんで待ち合わせ』。原田ひ香の連作短編集『ランチ酒』は、読みやすさと読後に訪れるしみじみとした余韻が魅力です。
ランチタイムには、看板メニューのふわとろ『オムハヤシ』(¥864)を是非。「ごはん屋さん」としての顔もあるので、腹ごしらえをしたい方も大歓迎です。
book cafe 横顔
仙台市青葉区一番町3丁目6-12 菊地ビル3F
022-399-7359
11:00~20:00(L.O.19:00)
不定休
ACCESS MAP
※このページの情報は2018年6月15日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】