目の前はヨットハーバー！ 七ヶ浜の海が見えるカフェ 宮城のカフェ＆スイーツ＊75話『La Cote Kohama』

いま、七ヶ浜がおもしろい！ 仙台から車で約30分。7つの浜に囲まれた、東北・北海道で一番小さな海沿いの町、七ヶ浜町。最近、カフェや海鮮丼専門店などの新店が続々と誕生し、この夏行きたい注目のシーサイドエリアです。

今回訪れたのは、花渕浜の小浜港近くに2022年4月にオープンしたカフェ＆レストラン「La Cote Kohama（ラ コート コハマ）」。1階がマリンショップで、2階がカフェスペースになっています。

マリンショップの中を通り、階段で2階へ上がると…。

窓の向こうは、海！

目の前に停泊するヨットや小浜港、天気がよければ金華山も望めるスペシャルなオーシャンビューがお出迎え。この見晴らしのよさは、海のそば＆2階ならではの特権。

お目当ては、テラス席！ 自由にのぞける望遠鏡も設置されているから、料理が届くまでの間にシーウォッチングを楽しもう。

店内のインテリアも海をテーマに統一されていて、海を感じる空間が広がっています。

ヨットにまつわるアイテムがたくさん。というのも、店主は地元の海とヨットを愛するヨットマン。

県内有数のヨット停泊地である小浜港で、「みんなが集まって、食べたり飲んだりできる場所をつくりたい」「地域に貢献しつつ、訪れる人にこのまちの魅力を伝えたい」という店主の思いから、ラ コート コハマが誕生しました。

七ヶ浜をはじめ、宮城や東北でとれた新鮮な海の幸、近所の農家さんが育てた野菜など、できるだけ地域の食材を使用。海辺のロケーションに合わせて、ハワイ風にアレンジしたメニューを提供しています。

調理は、長年食の仕事に携わる女性たちが担当。一つひとつ手づくりにこだわった、おいしくて映えるメニューが好評です。

刺身の内容はその日の仕入れによって変わり、取材日は七ヶ浜産のマダイ、ビンチョウマグロ、サーモンの3種類でした。活きのいい刺身と、ごま油香る醤油ベースのたれが相性抜群！ アボカドと紫玉ねぎの酢漬けも入り、食感や味の組み合わせが楽しいひと皿。

◆クロックマダム 1,300円
中からとろ〜り、ホワイトソースとチーズ、ベーコンがお目見え。半熟の目玉焼きも乗ってボリューム満点ながら、ペロリと完食できてしまう味とバランスのよさ。添えられたニンジンしりしり、紫キャベツのラペも絶品です。前菜、スープ、ドリンク付き。

ほかにも、骨付きチキンのスープカレー（1,500円）やガーリックシュリンププレート（1,300円）、七ヶ浜産の海苔としらすが入ったのりクリームパスタ（1,300円）など、気になるメニューがたくさん。料理は前菜とスープ、ドリンク付きでコスパ◎。写真は前菜の一例、スパニッシュオムレツとスイートポテト。

◆バナナミルク 500円
バナナピューレとミルク、生クリームの3層からなる一杯。よく混ぜてからいただきます。上に乗ったかわいいミニチョコレートは、このメニューのために型抜きしているそうで、芸が細かい！ ほかにもメロンソーダフロートやコーヒーフロート（各500円）など、海辺に似合うドリンクが揃っています。

◆バスクチーズケーキ 450円
わざと表面を焦がした“黒いチーズケーキ”、バスクチーズケーキ。ほろ苦くて香ばしい表面と、ずっしり濃厚なクリームチーズがベストマッチ。レモンの酸味が効いていて、さわやか。

ランチタイムやティータイムは設けておらず、ごはんもスイーツも終日オーダー可能。一日中、海さんぽが気持ちいいこの時期は、ブランチや遅めのランチ、おやつブレイクに重宝しそう。

おいしいごはんやスイーツをおともに、お気に入りの場所から眺める海は、より素敵に見えるもの。浜のゆるいムードに身をゆだねて、窓越しに、テラスから。とっておきのオーシャンビューを見つけて。