
JR仙石線・多賀城駅から歩いて数分のところ。白い建物の一角にある『Ten coffee and bake』は、東京のホテルでパティシエとして研鑽を積んだ店主が、地元に戻りオープンした小さなカフェです。扉の先に広がるのは、ミニマルなインテリアでありながら、どこかぬくもりを感じる空間。ディスプレイや照明、テーブルの配置に至るまで計算し尽くされており、こぢんまりとした店内でありながらもゆったりとした大らかな時間が流れています。

カウンターにはスコーンやマフィンなど焼き立てのお菓子が美しくディスプレイされ、まるで小さなギャラリーのような佇まい。金・土・日曜、祝日限定でショーケースに生菓子が並ぶほか、週末にはメレンゲクッキーをのせたパブロバ、予約制で見た目も美しいパフェなども登場し、訪れるたびに新しいときめきに出会えます。並んでいる商品のほとんどはテイクアウトが可能。自宅でのおやつ時間にはもちろん、ちょっとした手土産にもおすすめです。

◎人気の組み合わせ
「ショートケーキ」(590円)と「カフェラテ」(560円)
ぜひ店内で味わいたいのは「ショートケーキ」。今の季節はメロン、今後は桃と、みずみずしい果実がそれぞれの季節で彩りを添えます。テーブルに運ばれてくる一皿は、ショーケースに並んでいた時以上に特別感が増し、フォークを入れるのをためらうほどの美しさ。口どけの良い生地とシュワッと軽やかな生クリームのバランスが絶妙です。合わせた「カフェラテ」には、店主お気に入りの「FUGLEN COFFEE」の浅煎り豆を使用。これからは、すっきりとしたアイスでいただくのが格別においしい季節です。

◎お店のおすすめ
「アフォガードプリン」(700円)
イートイン限定メニュー。じっくりと長めに火入れをしたかためのプリンに、自家製バニラアイスがのっています。まずはそのままやさしい甘さを堪能。そのあとにエスプレッソを回しかければ、濃厚なプリンやひんやり冷たいアイスと混ざり合い、とろりと大人なデザートに変化します。ひと口ごとに変わる味わいと、後を引くほろ苦さがクセになる一品です。

ドリンクは、お菓子と相性が良い酸味が強めの浅煎りコーヒーのほか、紅茶やジャスミン茶などもラインナップ。イートインでオーダーしたメニューは、店主が少しずつ集めたという作家ものの器で彩られるのも魅力の一つです。洗練された空間づくりや器選び、美しい盛り付けから店主のセンスが感じられ、訪れる人の心を満たしていく―。静かな余韻が残る一軒です。

いろはnote
小窓越しにドリンクをテイクアウト!
店のオープンは11時ですが、実は朝8時からドリンクのテイクアウトのみOK。小窓の横にはベルが設置されており、そこを鳴らして店主に声をかけるシステムになっています。散歩やランニングの途中にふらりと立ち寄り、おいしい一杯で一日を始める常連さんも多いのだとか。
Ten coffee and bake
住所/多賀城市中央2-9-13 佐藤ビル104
営業時間/11:00~19:00 ※ドリンクテイクアウトは8:00~
定休日/月・火曜 ※ほか不定休あり
Instagram/ten_coffee_and_bake
ランチ:×
テイクアウト:〇
Wi-Fi:×
電源:〇
支払い:現金、クレジットカード、QRコード決済、電子マネー
ACCESS MAP
【ライター 佐々木綾】【カメラマン 小野寺真希】
※表示価格はすべて税込みです。
※このページの情報は2026年7月2日現在のものです。
※最新情報はInstagramを確認してください。



