そもそもなぜNISA制度ができたのか皆さんは知っていますか?
「全然分からない」
「テレビで見てなんとなく知っている…」
「NISAはなんとなく始めてみた!でも、イマイチ分かっていない…」
など、様々かと思います。今回は、意外と知られていないNISAについてお伝えします
NISAはなぜ出来た?
今、日本の銀行預金金利が低いと言われていますが、昔はどのくらい金利が高かったかご存知ですか?
1980年 郵便局の定期預金の金利は8%ありました。
金利8%というと、100万円が約9年で2倍の200万円になるという金利です。
それに比べて今2024年の定期預金金利は、0.026%です。
昨今の日本では、銀行預金の金利が低く、なかなか資産を増やすことが難しくなってきました。
そこで、少しでも投資をして個人資産を増やす為に日本ではNISA(少額投資非課税制度)を導入することになりました。
モデルはISA
1990年〜イギリスで開始した制度で、個人資産を貯蓄・投資する事を促進するために導入された税制措置付きの制度。
ISA(アイサ)は日本版ISA制度ということでNIPPONの“N”を頭文字に付け加えて「NISA(ニーサ)」が誕生しました。
投資は資産を守る
投資をしている人としていない人の格差がこれからどんどん広がっていく時代となるでしょう。
実際に、2000年から2021年の金融庁のデータでは、家計における金融資産がアメリカでは3.3倍、イギリスが2.3倍。それに対して日本の金融資産は1.5倍となっています。
投資に対する意識が日本と他国では大きく差があるということが大きく関わっています。
アメリカでも、投資をしている人と投資をしていない人がいますが、投資をしていない人は投資をしている人に比べ資産格差ができ、“非投資貧乏”と呼ばれています。
投資をしていないことによって資産を目減りさせてしまう為ですが、近い将来、日本でも同じことが起きると言われています。
次回は、資産を目減りさせない事を第一歩として、資産を守るための手段としての投資について考えます。
※このページの情報は2024年7月26日現在のものです。
【ライター 松田真耶】