仙台のおいしいパン屋さんをじっくりめぐっていく「仙台パン図鑑」。9回目は、今年6月にオープンしたばかりの「CHARMER DE BOULANGERIE(シャルメ・ドゥ・ブーランジェリー)」へ。誰もが手に取りやすいパンから、これぞブーランジェリー!的なものまで。バランスよくラインナップされた住宅街のパン屋さんでした。
子どもから大人まで、食べたくなるパンがずらり!
「シャルメ・ドゥ・ブーランジェリー」に並ぶパンは、一言で言えばバラエティ豊か!コッペパンやあんぱん、カレーパンなど、子どもから大人まで親しみやすいパンから、バゲッドやクロワッサン、おしゃれなデニッシュなど、パン好きが目を輝かせそうなものまで、40~50種類のパンが季節によって少しずつラインナップを変えながら並びます。しかも手に取りやすい価格帯。お店の開店時間10時に合わせてほとんどのパンが出揃い、少ししてからハード系のパンが並び始めます。
『シャルメ』おすすめパンカタログ
ちょっとおとぼけ顔で愛嬌たっぷりの「ハリネズミ」(160円)は、お店の看板メニュー。男の子にはチョコレート、リボンを付けた女の子にはいちごジャムが入っています。生地は水のかわりに牛乳をたっぷり使ったパン・オ・レ。ふんわりと口当たりの良いパンで、子どもたちにも大人気!ぜひ男の子と女の子、セットでどうぞ。
続いては、ハード系好きにはぜひ味わってもらいたい一品「バゲット」(260円)です。3種類の小麦粉をミックス。灰分(かいぶん)高めの粉を使うことで、小麦の風味を感じるバリッとしたバゲットに仕上げています。24時間以上低温で発酵させた後、高温で一気に焼き上げるので、外側はバリッとしていますが中はもっちりとした味わい。
最後は、思わず「どうやって作っているんですか?」と聞きたくなる「パン オ ショコラ」(220円)。チョコレートをかけているのかと思いきや、実はブラックココアが入った生地を外側に巻き、切り目を入れて焼き上げることで、このシマシマ模様ができあがるのだとか。ココア生地部分がカリッとしていて食感も面白い!中に入っているチョコレートは、甘さの中にもちょっぴりビター感のあるカカオバリー社のバトンショコラを使っています。
オープンから日が浅いものの、確実にファンを獲得している人気店。取材の日も、オープンと同時に親子連れやご近所の方が訪れ、楽しそうにパンを選んでいました。午後には品薄になってしまうことが多いので、来店は午前中がおすすめ。駐車場も4台あるので、遠征組もぜひ!
取材中に登場した、知っているようでうまく説明できないパンの専門用語をざっくり解説します。
●ブーランジェリー
パン屋さんの店名で見かける「ブーランジェリー」。これはフランス語でパン屋さんを意味する言葉ですが、ただのパン屋さんではありません。日本では厳格な決まりはありませんが、本場フランスでは、職人が自ら小麦を選び、粉をこねて焼いたパンをその場で売るお店だけが名乗れることになっている称号なのだとか。
シャルメ
電話/022-344-9347
営業時間/10:00~18:00 ※売り切れ次第終了
休/月曜
※このページの情報は2019年9月30日現在のものです。
【ライター 佐々木綾】【カメラマン 小野寺真希】