「誰でもカンタンに作れる薬膳料理」をコンセプトにしたレシピ動画の連載。
今回、不眠改善のための料理を教えてくれるのは、仙台白百合女子大学 健康栄養学科 教授の佐々木裕子(ささきゆうこ)先生です。
(左)佐々木裕子先生、(右)仙臺いろは組 佐藤友紀乃
新生活のリズムに慣れず、不眠に悩まされる人も多い季節。また、年齢を重ねるとタンパク質の吸収が悪くなり、これまた不眠の原因になることも…。そんな不眠改善が期待できる薬膳メニューが今回のレシピ「豆乳坦々うどん」。「動物性」と「植物性」のタンパク質をバランス良く摂るとことが不眠改善のポイントだそうです。
味の決め手となるのが「肉味噌」。しょうが・にんにく・豆板醤を香ばしく炒めながら材料を追加していきます。豚ひき肉に多く含まれている「動物性」タンパク質が1つ目のポイントです。
そしてスープ。市販の担々麺のタレをベースに、一般的な担々麺では使わない「豆乳」を投入!
ここで「植物性」タンパク質を補います。これが2つ目のポイントなんです。そして味の決め手「肉味噌」を入れて味を整えます。
盛り付けは、お好みで。チンゲンサイや糸唐辛子があると担々麺らしさが演出できます。普段は塩分を気にしてスープをあまり飲まない人も、この「豆乳スープ」は塩分控えめかつ、「植物性」タンパク質を含むのでしっかり飲んでOK。肉味噌の「動物性」タンパク質と合わせて、バランスよく摂取すれば、不眠改善の効果が期待できますよ。
材料(1人分)
肉味噌・・・・・・・・・・・・60g・・(A)
青梗菜・・・・・・・・・・・・20g
もやし・・・・・・・・・・・・15g
キクラゲ(水で戻す)・・・・・10g
白胡麻・・・・・・・・・・・・少々
糸唐辛子・・・・・・・・・・・少々
スープ
無調整豆乳・・・・・・・・・・・180cc
担々麺のタレ(市販)・・・・・・45cc
(A)肉味噌
長ネギみじん・・・・・・・・・・10g
おろしにんにく・・・・・・・・・小さじ1/2
おろし生姜・・・・・・・・・・・小さじ1/2
料理酒・・・・・・・・・・・・・小さじ1
しょうゆ・・・・・・・・・・・・小さじ2
豆板醤・・・・・・・・・・・・・小さじ1
甜面醤・・・・・・・・・・・・・小さじ2
砂糖・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
ごま油・・・・・・・・・・・・・少々
作り方
【肉味噌】
●フライパンにごま油を敷き、おろしにんにく・おろし生姜、豆板醤を入れ弱火で火にかける。
●香りが出たら豚ひき肉・長ネギを入れ炒める。
●火が通ったら酒・醤油・砂糖・甜面醤を入れ、水気が無くなるまでよく炒める。
(多めに作って冷凍で保存も可能!)
- 1.鍋に担々麺のタレを入れ、肉味噌10g、豆乳、鶏がらスープを少し入れて火にかける。
- 2.チンゲン菜、もやしは事前に湯がいておく。
- 3.麺を湯がき、よく湯切りして器に入れる。
- 4.③に①のスープを入れ、麺をよくほぐす。
- 5.上に残りの肉味噌とチンゲン菜、もやし、キクラゲを盛り、胡麻を振り、糸唐辛子を乗せる。
薬膳料理のレストラン「然の膳」
全国の病院に併設されている薬膳料理レストラン「然の膳」では、5月11日(水)から期間限定で、佐々木先生監修の「豆乳坦々うどん」を提供中。不眠にお悩みの方は、下記の店舗にぜひ足を運んでみてください。
※このページの情報は2022年5月1日 現在のものです。
【レシピ監修:然の膳、仙台白百合女子大学 健康栄養学科 佐々木裕子 教授】
【仙臺いろは 編集部】