仙台パン図鑑 vol.56 「ぱんや こてつ」 ~ひらがな3文字、パン×ブタさんと言えば、閖上のこのお店!~

仙台のおいしいパン屋さんをじっくりめぐっていく「仙台パン図鑑」。第56回は、「かわまちテラス閖上」近くにある「ぱんや こてつ」へ。食パンをモチーフとした大きな看板と煙突が目印のお店は、子どもからお年寄りまでみんなに親しまれています。

みんなが覚えやすい!おいしいパンが並ぶパン屋さん。

2021年5月のオープンから2年半を迎えた「ぱんや こてつ」。夫婦二人三脚でつくるパンのおいしさが評判を呼び、あっという間にご近所さんに愛されるまちのパン屋さんになりました。老若男女問わず人気の秘密は、甘い系から食事パンまでバランスの取れたラインナップ。ハード系のパンももっちりと食べやすいのが特徴です。また、店主・哲平さんの名前から取ったひらがな3文字の店名は覚えやすさ満点!妻・彩加さんが大好きなブタさんもあちこちにディスプレイされており、お店の可愛らしい雰囲気を引き立てています。

森の中にある小屋のようなぬくもりあるお店に並ぶのは、見るからにおいしそうな約40種のパン!焼菓子などを合わせると、約50種の商品が揃います。この道10年以上の哲平さんがパン生地を、フィリングや焼菓子は彩加さんが担当。宮城県産を中心とした国産小麦や、ホシノ天然酵母、キビ砂糖などを使い、極力手づくりにこだわったパンづくりを続けています。閖上名物「北限のしらす」を使った商品に出合えるのも、このお店ならでは!「アジバーガー」など、お魚系のパンが味わえるのもうれしいポイントです。

「こてつ」おすすめパンカタログ

老舗ちりめん屋「鈴栄」のしらすを使った「しらすボート」(300円)は一番人気!もっちりと歯切れの良いハード系の生地に包まれたたっぷりのしらすと、あおさ入りのガーリックバター、とろけるチーズの組み合わせがたまりません。ほどよい塩気があり、ワインにも合う一品です。

フォカッチャのようなハード系生地に、ゴボウ、レンコン、スモークチキンをトッピングした「根菜チキン」(300円)。シャキシャキとした歯ごたえが楽しめるパンは、好評のため定番メニューになるかも、とのこと。アクセントに添えたバルサミコ酢が良い仕事をしています。

「こてつ」の塩パンは一味違います。その名も「トリュフ塩パン」(200円)。食パン生地を使った塩パンに、トリュフ塩をプラス。さらに仕上げにトリュフオイルを塗ることで、芳醇な香りが漂うリッチな味わいに!もっちり食感とバターが溶け出たカリカリ食感、さらに香りまで楽しめる塩パンをどうぞ。

最後は彩加さんが手掛ける「季節のタルト」(380円)。この日は、アーモンドクリームにマロンペーストを混ぜ込み、栗の渋皮煮やクルミ、クランブルをトッピングした栗づくし。ほんのり塩味を感じるザクザク系タルト生地との相性も抜群です。冬にかけてはカボチャやナッツ、チョコなどが登場するかも、とのこと。

パンの具材はどれもボリューム満点で食べ応え十分!定番の中にもひとクセある商品が並ぶ「ぱんや こてつ」。観光も兼ねて「かわまちテラス閖上」と合わせて楽しんだり、名取川沿いをゆっくりお散歩しながらテイクアウトしたパンを頬張ったりするのもおすすめです。

【パン語解説】
取材中に登場した、知っているようでうまく説明できないパンの専門用語をざっくり解説します。

●ホシノ天然酵母
日本古来の醸造技術を応用した発酵種。自然界から採取した酵母を、国産小麦、国産米、麹、水で丁寧に育てた天然酵母は、小麦の香りを引き立て、ブレがなく焼き上がりも安定。「こてつ」ではハード系などのパンにホシノ天然酵母を使用することで、もっちりと味わい深いパンを焼き上げています。

ぱんや こてつ

住所/名取市閖上中央1-28-6
電話番号/022-797-8698
営業時間/9:00~18:00
定休日/日・月曜
駐車場/2台
インスタグラムアカウント/@panya_kotetu

※このページの情報は2023年10月27日現在のものです。
【ライター 佐々木綾】【カメラマン 小野寺真希】

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佐々木綾

宮城県仙台市出身。仙台市内の出版社勤務を経て、2007年よりフリーランスのライター・エディターとして活動をスタート。雑誌・フリーペーパー・WEBマガジン等の取材・ライティング・編集を担当。

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