仙台パン図鑑 vol.7 「はやさか製パン」 ~王道にして究極!ふかふか魅惑の食パン~

仙台のおいしいパン屋さんをじっくりめぐっていく「仙台パン図鑑」。7回目は、ファンを虜にする“食パン”を、いろいろな味わい方で楽しませてくれる「はやさか製パン」へ。土曜の朝はお客さんが並ぶこともあるという人気の秘密を探ってきました。最後にうれしいお知らせもありますよ。

オープン1年ですでに人気店!

若林区沖野の住宅街に佇む潔いほどシンプルな建物が、オープン一周年を迎える『はやさか製パン』。夫婦2人で営む小さなパン屋さんです。山食パンから、もくもくと焼きたてのいい香りがしてきそうなお店のロゴの通り、看板商品は「山食パン」。自分のお店をオープンするにあたり、シンプルだからこそ味の特色が出しやすく、食卓になじむ定番のパンということで、食パンを看板商品に掲げることに決めたそうです。

パンをふっくらと仕上げるため、「ストレート法」にこだわってパンを焼くのは、長年パン職人の経験を積んだご主人。その愛情たっぷりのパンをいろいろな形で楽しんでほしいとアレンジを考えたり、クリームなどのフィリングを担当するのが元パティシエの奥様。店頭に並ぶパンは20種類ほどと決して多くはありませんが、むやみに種類を増やさず、看板商品の「山食パン」や、その生地をアレンジしたパンで、ファンの心をがっちりつかんでいます。

『はやさか製パン』おすすめパンカタログ

まずは看板商品のご紹介。生クリームとバターがたっぷり入った「山食パン」(332円)は、パン好きなら「包まれてみたい!」と思うくらいふかふか。それでいて、山の部分と底の部分は、カリッと香ばしく焼きあがっています。バターをかたいままちぎって練り込むことで、やわらかさとバターの風味が増し、はやさか製パンならではの「山食パン」ができあがるのだとか。

続く3品は、すべて「山食パン」の生地をアレンジした商品です。「あんバター」(255円)は、コッペパン型のパンに、北海道産のつぶあんと、板状にスライスした有塩バターをサンド。甘さ控えめのあんこも、塩加減がちょうどよいバターも、くどくならず、でも満足感はたっぷりの絶妙な量!甘みのあるふんわりとしたパン生地との相性も抜群です。

薄くスライスした「山食パン」を使っているのが「クロックムッシュ」(266円)。牛乳、卵、生クリームのアパレイユにサッとパンをひたし、知り合いの職人特製のベーコンや、ベシャメルソースをサンド。シュレッドチーズと粗挽き黒コショウをかけて焼き上げています。ベーコンの旨みがしっかりと味わえるように考えたというパンの厚さ。このバラン

「山食パン」を一口大にカットして、牛乳、卵、砂糖、バニラペーストを合わせたフレンチ液に一晩ひたして焼いた「フレンチトースト」(265円)は、甘さ控えめ。最後にてんさい糖シロップをかけて、ホイップクリームをトッピングすることで、思わず笑みがこぼれる甘みが感じられるよう、計算されています。

【パンの焼き上がり目安時間】

山食パン…スライス希望の場合は10:30頃
天然酵母を使ったパン2種…10:00~10:30頃

オープンから1年とまだ新しい店ながら、ご近所さんからパン好きの遠征組まで、着実にファンを増やしている『はやさか製パン』。一口そのパンを頬張れば、きっと10年、20年と長く愛されるお店になる予感がするはずです。7月15日(月・祝)と16日(火)の2日間は、1周年祭を開催!限定「チョコ食パン」を販売するほか、1,000円以上購入の方には次回お買い物の時に利用できる「食パン1斤無料券」を配布するそうです!なくなり次第終了なので、お早めに。お店の前に2台、近くにも2台、専用パーキングがあるので遠征組もぜひ!

【パン語解説】
取材中に登場した、知っているようでうまく説明できないパンの専門用語をざっくり解説します。

●ストレート法
『はやさか製パン』のパンは、すべてストレート法で作られています。これは、仕込みから焼成までの工程を一気に行う製法のこと。材料をすべて混ぜ合わせたあと、冷蔵庫でねかせることなく常温発酵させて焼き上げるので、風味が引き立ち、やわらかく仕上がるそうです。

はやさか製パン

住所/仙台市若林区沖野2-1-70
電話/022-775-9162
営業時間/9:30~18:00 ※なくなり次第終了
休/日曜・祝日

※このページの情報は2019年7月11日現在のものです。
【ライター 佐々木綾】【カメラマン 小野寺真希】

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佐々木綾

宮城県仙台市出身。仙台市内の出版社勤務を経て、2007年よりフリーランスのライター・エディターとして活動をスタート。雑誌・フリーペーパー・WEBマガジン等の取材・ライティング・編集を担当。

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