些細なことでも、不調はカラダからのサイン。症状が悪化する前に、日々なんとなくやり過ごしてきた不調をリセットして、カラダもこころもスッキリさせませんか?
今回のテーマ「巻き肩」は、これまでに紹介したストレートネック、猫背と並んで、“肩こり3大要因”の一つ。肩こりはいまや国民病ともいわれ、こらない肩を知らない、慢性的なものだから仕方がない…と諦めている人も多いのでは。そんなあなたに、「筋力があれば、肩はこらない」を提唱する弓田先生の肩こり解消メソッドを贈ります。過去記事と一緒にチェック!
教えてくれたのは
弓田龍輔先生
仙台市青葉区大町にある「あおばく整骨治療院」の院長。柔道整復師、鍼灸師。アルティメット日本代表チームをはじめ、アスリートのメディカルトレーナーも務める。
肩が内側に巻き込まれて胸が縮こまり、肩や腕が前に出てしまう状態。背中の筋肉が弱っていることに加え、肩の前側や胸の筋肉が硬くなっていることが原因として考えられます。胸周辺には大事な神経が通っているため、肩こりや首の痛みを強く感じやすく、手が冷たい、しびれやすいというケースも。
姿勢
巻き肩予防のために、やってはいけない姿勢
×前かがみでデスクワーク
→目線が下がると、巻き肩・猫背に。
「パソコンは、画面を目線の高さに合わせられるデスクトップがベター。ノートパソコンの場合は、専用スタンドや台を活用し、できるだけ目線が下がらないようにパソコンの位置を調整しましょう。スマホを見るときも、目線の高さに持ち上げて」。
◎ときどき胸を伸ばす
→前傾姿勢と巻き肩をリセット!
「両手を後ろで組み、肩甲骨を後ろへ引くように寄せます。そうすると胸が伸び、巻き込まれていた肩や腕の位置がリセット。座ったままでもできるので、デスクワークの合間にやってみてください。ただし、巻き肩レベルが重症な人は、腕や肩甲骨を後ろに引けない場合もあるので、軽く伸びをするだけでも十分です」。
手あて
巻き込まれた肩・腕を正しい位置に解放
トレーニング
胸も背中も! 上半身を効率良く鍛える
► 巻き肩チェック
► 巻き肩を緩和するトレーニング「ウォーターダンベルを使ったダンベルフライ」
※がんばりすぎず、できる範囲で行うこと。痛みがあるときは行わないでください。
正しい姿勢とトレーニングを実践しながら、ときにはプロの手にも頼って、脱・なんとなく不調! 難なく動ける元気なカラダを手に入れましょう。
あおばく整骨治療院
住所/宮城県仙台市青葉区大町1-1-8 第三青葉ビル5F
TEL/022-399-6561 ※完全予約制
HP/https://aobaku-seikotsu.com
※このページの情報は2022年5月27日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】