年齢のせいと放置してはいけない、手指の不調「大人女子の取扱説明書」【PR】

知っているようで、ちゃんと知らない。聞きたくても、人には聞けない。女性ならではの不調や不安について、東北大学の八重樫先生率いるドクター陣が解説!

こんにちは。東北大学の八重樫です。今回のテーマは、大人の女性に多い手指の悩み。関節リウマチとの違いについても、東北大学整形外科の森先生に教えていただきました。気になる症状がある場合には、専門医を受診してください。

教えてくれたのは

東北大学大学院医学系研究科長・医学部長
婦人科学分野 教授
八重樫伸生先生

東北大学病院
整形外科 講師
森 優先生

【手指の症状】
関節が赤い
腫れている
痛む
曲がったまま戻らない
握りづらい
力が入らない

日常生活で上記の症状を感じていながら、「年齢のせい」「仕方がない」と放置していませんか? 加齢によって起こるケースもあれば、自己免疫の異常が関係しているケースもあり、さまざまな原因が考えられます。女性に多い手指の症状について、正しく知っておきましょう。

同じ手でも場所によって病名が変わる

手の症状で代表的なのは、指の付け根や手首に、腫れ、痛みが生じる「腱鞘炎(けんしょうえん)」。指の関節に腫れや痛み、変形を生じるものは変形性関節症といわれ、第1関節に症状が出る「ヘバーデン結節」、第2関節に症状が出る「ブシャール結節」、親指の付け根に症状が出る「母指CM関節症」があります。しびれが生じる「手根管症候群」は、手首を通る正中神経の障害によるもの。「いずれも手を酷使する職業の人がなりやすいとされ、加齢によって出やすくなります」(森先生)。また、40歳以降の女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって起こるケースもあると考えられています。

リウマチとはどう違うの?

上記の症状と間違えやすいものに、「関節リウマチ」があります。関節リウマチとは、免疫の異常によって関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる疾患。関節変形や機能障害を引き起こします。「特に発症初期において、関節変形の進行が著しいとされており、早期に正しい診断と適切な治療を行うことが重要です。手だけではなく足にも症状がある、複数の関節が持続的に腫れていて痛みがある場合には、整形外科やリウマチ内科の受診を勧めます」(森先生)。

我慢しないで受診をしよう

よく使う手だけに、症状が悪化すれば日常生活に支障を来たす場合も。不調や異変を感じたら、整形外科を受診しましょう。「関節リウマチやほかの病気が否定された場合は、痛みが緩和するよう、整形外科で日常生活の指導や治療を受けることも可能です」(森先生)。

次回は、手指をいたわるセルフケアを紹介します。

大人女子の取扱POINT
myベストパートナーになってくれる「かかりつけ医」を持とう!

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※このページの情報は2022年9月13日現在のものです。
【仙臺いろは編集部】

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