仙台のおいしいパン屋さんをじっくりめぐっていく「仙台パン図鑑」。第61回は、人気パン屋「ブーランジェリージラフ」の新店舗「Girafe Park Town(ジラフ パークタウン)」へ。 待望の泉エリアへの出店ということもあり、2023年12月のオープンから大盛況!3カ月たった今も、開店と同時に訪れるお客さんがたくさんいらっしゃいました。
定番人気から限定パンまで約40種をラインナップ!
パンの種類は約40種。甘い系のパンが多めですが、サンドイッチやハード系も充実しています。もちろんジラフの人気パン「湯捏のレトロコッペ」も用意。また、パークタウン店限定のパンも10種類ほどあるとか。なかでも気になるのは「リッチ食パン」。2種類の湯種を使い限界ギリギリのところまで攻めたという食パンは、皮は厚くしっかりとした食べ応えがありながら、中はふんわり軽い口当たり。香ばしさがクセになる一品です。
「ジラフ パークタウン」おすすめパンカタログ
人気の「レトロコッペ」と同じ湯捏生地を使った「クリームパン」(299円)もおすすめです。ぽってりフォルムと艶やかな質感で、見るからにおいしそう!もっちりとしたパン生地に、カスタードクリームが流れ出そうなほどたっぷり入っています。卵の味がしっかりと感じられる濃厚なカスタードクリームは、もちろん自家製です。
貝をモチーフにしたクロワッサン生地で、ピスタチオクリームをサンドした「シェルピスタ」(329円)。こちらのクリームは、ピスタチオのマスカルポーネクリームと自家製カスタードクリームを混ぜたもの。マスカルポーネが入っているので、濃厚ながらも後味は意外とさっぱりしています。サクサク生地ととろけるクリームの組み合わせがたまりません!
バイカラーがおしゃれな「ショコラブラッククロワッサン」(380円)。クロワッサン生地とココア生地を折り込むことで、サクサクとしっとり、ふたつの食感が楽しめるようになっています。中にはフランス産のバトンショコラを巻き込み、焼き上がりにナッツのキャラメリゼをのせた大人向けのほろ苦クロワッサン。ぜひコーヒーと一緒にどうぞ!
ほとんどのパンがオープン時に並びますが、一番混雑するのは昼時とのこと。駐車スペースも10台ほど確保しているので、ご近所のみならず遠征組にも人気です。アンティークのお盆やケーキスタンドに美しく並べられた焼き立てのパンは、どれも魅力的で選ぶのが悩ましいほど。おしゃれな手描きのプライスカードを読みながら、お気に入りのパンを探してみてください。
取材中に登場した、知っているようでうまく説明できないパンの専門用語をざっくり解説します。
●キタノカオリ
ほんのり黄味がかった、豊かな風味が魅力の小麦粉。吸水率が高く、もっちりとした焼き上がりになるのが特徴です。「Girafe Park Town」では主にリュスティックに使用。プレーンと今回紹介したチーズに加え、パークタウン限定のショコラも用意しています。
Girafe Park Town
電話番号/022-200-6063
営業時間/10:00~18:00
定休日/月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休み)
インスタグラムアカウント/@girafe_park_town
※このページの情報は2024年3月27日現在のものです。
【ライター 佐々木綾】【カメラマン 小野寺真希】